有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00
(土日祝はお休み)

ペットナース編集部

  • facebookでシェアする
  • tweetする
  • LINEで送る

動物看護師をやめとけと言われる理由6つ!向いている人の特徴と魅力

動物看護師をやめとけと言われる理由6つ!向いている人の特徴と魅力

「動物看護師になりたいけどやめとけと言われた」
「動物看護師の魅力って何?」

動物看護師の仕事に興味はあるものの、周りの人からやめとけと言われ不安を感じていませんか。

動物看護師は、動物の命に携わる魅力の多い仕事である一方、体力的・精神的な負担も多く大変な仕事でもあります。

本記事では、動物看護師をやめとけと言われる理由6つをもとに、向いている人の特徴や動物看護師の仕事の魅力を解説します。

動物看護師をやめとけと言われて将来が不安な方の疑問の解決につながれば幸いです。

動物看護師がやめとけと言われる6つの理由

動物看護師がやめとけと言われる6つの理由

動物看護師をやめとけと言われる6つの理由は次の通りです。

  • ・動物看護師の年収が低い可能性がある
  • ・労働環境が整っていないことがある
  • ・体力的な負担がある
  • ・精神的な負担がある
  • ・人間関係の問題がある
  • ・幅広い業務をこなす必要がある

詳しくみてみましょう。

動物看護師の年収が低い可能性がある

厚生労働省によると、動物看護師の年収は317万円とされています。令和5年度の国税庁の調査によると、正社員の平均年収は460万円とされており、平均賃金より低いのが現状です。

とくに中小規模の動物病院では、昇給の機会が限られており、経験や資格があっても給料が上がらないケースも少なくありません。

夜間や休日の対応など、動物看護師の勤務時間は長くなることが一般的であり、パートや非常勤の動物看護師でシフトを回している病院もあります。

動物の命を預かる責任の重い仕事であるにもかかわらず、給料が低いと負担が増え「やめとけ」と言われる原因につながります。

参考:動物看護|厚生労働省
参考:令和5年分民間給与実態統計調査|国税庁

労働環境が整っていないことがある

労働環境が整っていないことが、動物看護師をやめとけと言われる理由のひとつです。次の表をご覧ください。

労働環境の問題 具体例
長時間労働になる ・緊急時に急な呼び出しがある
・急変や緊急時などの残業がある
・人手不足で勤務時間が長い
休暇が取得できない ・有給消化できない
・人手不足で休暇が取れない
・シフト制により、休日が不規則である
業務が幅広いことがある ・覚える業務が多い
・受付や事務作業など、専門性をいかせない業務が多い
福利厚生がない ・福利厚生がない
・健康保険や退職金制度が十分でない

動物看護師の仕事は長時間労働になりやすく、不規則なシフト勤務で働くことがあります。

ただし、福利厚生をはじめとする保証が整っておらず、安定した生活を維持できないケースもあります。

人手不足や幅広い業務をこなすことでスタッフの負担が増えるため、動物看護師の労働環境については、業界全体の課題です。

体力的な負担がある

動物看護師の仕事は体力的な負担があり、体力に自信がない人や不安がある人にとって続けるのが難しいと感じる原因です。

体力的に負担がかかる原因をみてみましょう。

  • ・立ち仕事が多い
  • ・掃除や動物のケアで体力を使う
  • ・長時間労働になる可能性がある
  • ・早朝勤務や夜勤などシフトがある
  • ・動物をおさえたり、移動させたりするため怪我のリスクがある

動物看護師は、大型犬や痛みや不安から興奮状態にある動物の対応をしなければなりません。そのときに、けがのリスクはあがり、体力を消耗します。

さらに早朝の勤務や夜勤など不規則な勤務で生活リズムを崩す恐れもあり、やめとけと思われる原因につながります。

精神的な負担がある

動物看護師は、精神的な負担が大きい職業です。具体例をご覧ください。

精神的な負担がかかること 理由
飼い主さまとのコミュニケーション ・クレーム対応しなくてはいけない
・ペットの緊急や急変により、飼い主さまも感情的になりやすい
動物の急変や死に直面 ・治療の甲斐なく動物が亡くなる
・緊迫した状況で仕事をしなくてはいけない
多忙や職場の人間関係 ・閉鎖的な空間で従業員の数が限られている
・多忙で業務に関する相談ができない

飼い主さまとの関わりは、感謝されることがある一方で、病気やけがの状態が深刻なときや説明が誤解されたときなど、クレームにつながることもあります。そのようなときに、冷静に対応しなくてはならず、精神的なストレスがたまる原因になります。

動物の急変や死により、自分の無力さを感じることも少なくありません。動物の生命に関わる責任の重さから、緊迫した状況で仕事をすることも多く、精神的なストレスが増える恐れがあります。

さらに仕事が忙しく、職場の人間関係の問題から悩みを周囲に相談できず、精神的ストレスを発散することが難しい状況も精神的な負担を増す原因です。

人間関係の問題がある

動物看護師の職場環境は、少人数なことが多く、人間関係が密接になりやすい可能性があります。そのため、職場の人間関係が仕事の満足度に大きく影響を与えます。

人間関係の問題について詳しくみてみましょう。

  • ・獣医師が威圧的でストレスがたまる
  • ・苦手なスタッフがいても人数が少なく、避けられない
  • ・スタッフ間での上下関係が厳しい
  • ・相談できる同僚がいない

閉鎖的な空間で働くため、意見の違いをはじめとするトラブルが起こりやすい可能性があります。職場での人間関係が悪いと、課題や困難に直面したときに相談できず、孤立するリスクが上がります。

職場の雰囲気の悪化は、仕事全体のモチベーションを下げる原因となるため注意が必要です。

幅広い業務をこなす必要がある

動物看護の仕事は、幅広い業務をこなす必要があります。そのため、仕事量が増え、仕事がきつく感じたり、続けるのが難しいと感じたりする原因となります。

業務内容の具体例をみてみましょう。

  • ・動物の診療の補助やケア
  • ・受付や電話対応
  • ・会計や事務処理
  • ・院内の掃除

緊急時や動物の急変時には、通常の業務以外の仕事が発生します。複数の業務をこなすためには、優先順位をつけなくてはいけません。複数の業務をスムーズにこなす能力が動物看護師には求められます。

その一方で、動物看護師としてのスキルや知識を習得することも必要です。限られた時間の中でこなさなくてはいけない課題があり、プレッシャーを感じたり、モチベーションの維持が難しくなったりします。

動物看護師に向いている人・向いていない人

動物看護師に向いている人

動物看護師に向いている人・向いていない人をそれぞれみてみましょう。

分類 具体例
動物看護師に向いている人 ・動物と関わることが好きな人
・コミュニケーション能力が高い人
・体力がある人
・向上心がある人
動物看護師に向いていない人 ・感情的になりやすい人
・体力的な負担に弱い人
・責任感が薄い人

動物看護師は、動物の命を預かる仕事であり、責任感や動物に愛情を持って接することが不可欠です。さらに体力的、精神的にも負担がかかるため、体力に自信がある人やリフレッシュが得意な人は向いていると言えるでしょう。

動物看護師は、動物の急変や緊急事態にも冷静に対応しなくてはいけません。そのため、感情的になりやすかったり、責任感が薄かったりすると、重要な場面で力を発揮できない恐れがあります。

感情的になりやすい方は、緊迫した状況や感情的になりそうな状況を想定して、どのように行動するかシミュレーションしてみることがおすすめです。

責任感を持てないと感じる場合には、目の前の業務をひとつずつていねいにおこなうことを心がけてみましょう。仕事をていねいにこなすことが、責任感のある行動につながります。

体力的に不安がある人は、日常生活で運動を取り入れることを意識してみてください。少しずつでも継続すると、体力の改善が期待できます。

動物看護師に向いている人・向いてない人に関して、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

動物看護師を辞めたい5つの理由!対処法や年収をあげる方法を解説

動物看護師がおすすめな理由

動物看護師がおすすめな理由

動物看護師がおすすめな理由を5つ紹介します。

  • ・動物と触れ合える
  • ・動物医療の現場に携われる
  • ・スキルや知識が身に付く
  • ・飼い主様の不安を軽減できる
  • ・命を守る仕事につける

詳しくみてみましょう。

動物と触れ合える

動物看護師の魅力のひとつは動物と触れ合えることです。動物看護師として働くと、病気やけがをした動物が元気を取り戻す過程を近くで見守れます。

動物の仕草や行動から動物の変化を読み取ったり、優しく寄り添ったりすることで、動物との信頼関係も生まれます。

動物と信頼関係を築けたと感じたときは、動物看護師の仕事のやりがいを実感するでしょう。

さらに、犬やねこだけでなく「鳥類」「爬虫類」「エキゾチックアニマル」などさまざまな動物と関わります。動物ごとに違う特徴やニーズを学ぶことができ、動物への理解が深まります。

動物との触れ合いは、動物看護師がおすすめな理由のひとつです。

動物医療の現場に携われる

動物医療の現場に携われることは、動物看護師のやりがいのひとつです。動物病院では、獣医師や他のスタッフとともに、病気やけがに苦しむ動物の苦痛を取り除き、改善へのサポートをします。

自分たちがしてきたケアで、動物が病気やけがから改善する姿を見られるのは、喜びや達成感につながります。

動物看護師の関わりにより、動物や飼い主さまの生活が改善され、快適に生活ができるよう援助できるのも、動物看護師の魅力のひとつです。

スキルや知識が身に付く

動物看護師の仕事は、動物の健康管理の基本的な知識から、緊急時の対応など、さまざまな知識やスキルが身につきます。

「診察の補助」「点滴準備」「手術の補助」など、現場での仕事を通し、さまざまな知識やスキルを習得します。

さらに「高齢動物」「リハビリテーション」「動物の行動学」など、専門性をきわめることも可能です。

自分が学んできた知識やスキルが、実際の動物看護の現場で役に立つと実感できることは、やりがいにつながります。

動物看護師の仕事は、現場で働きながら知識を深めたり、研修や新たな資格取得でスキルを深めたり、自分の成長も感じられるのも魅力です。

飼い主様の不安を軽減できる

動物看護師の仕事は、動物だけでなく、飼い主さまに寄りそえるのもおすすめな理由のひとつです。自分の関わりで、飼い主さまの不安が軽減できたり、寄りそって支えたりできる可能性があります。

動物の健康状態や、生活環境に関するアドバイスなど自分の専門的な知識やスキルが飼い主さまの安心のために役立つこともあります。

日頃のケアや健康管理などをサポートすることで、動物と飼い主さまの絆を深めるサポートもできるでしょう。

飼い主さまの不安や疑問を解決し、精神的なサポートができるのも動物看護師の魅力です。

命を守る仕事につける

動物看護師は、動物の命を守る仕事です。そのため、責任ある行動がつねに求められる厳しい仕事でもあります。

しかし、自分が関わってきた動物が元気になる過程をそばで見られるのは動物看護師ならではの喜びです。

病気やけがで苦しんでいた動物が、医療を受け回復に向かう過程に携われるのは嬉しいものです。

動物看護師は、動物の命を守るために、つねに知識やスキルをアップデートしていかなくてはいけません。その結果、動物の命を守る重要な役割をになっていると実感できたり、さらに知識を高めるきっかけになったりします。

まとめ

本記事では、動物看護師をやめとけと言われる理由を解説しました。動物看護師は、動物の命を守る責任感のある仕事です。スキルや知識が求められ、緊急事態や急変などで業務の時間が長くなることもあります。

そのため、体力的・精神的な負担が増え、きついと感じることも多く、やめとけと言われる原因になります。

さらに、業界全体の課題として、労働環境や給料をはじめとする待遇が整っていないことがあるのも、動物看護師をやめとけと言われる理由です。

しかし、動物看護師は、動物の命を守る魅力的な仕事でもあります。動物看護師の仕事に興味がある方は、労働環境や待遇をしっかり調査して、職場環境を選ぶことが大切です。

当社では、動物看護師に関する求人を数多く扱っています。ご希望にあった環境を見つけられるようサポートしますので、いつでもお気軽にご相談ください。

新着求人

こんな記事も読まれています

ペットナース編集部

動物看護師に従事する全ての皆さまの就職・転職のお役立ちとなる情報を発信しています。