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動物看護師の就活はいつから始める?スケジュールや就職までの流れ、注意点を解説

動物看護師の就活はいつから始める?スケジュールや就職までの流れ、注意点を解説

動物看護師が就活する際、いつから始めるべきなのでしょうか?今回は動物看護師として働きたい就活生のために、就活のスケジュールや就職までの流れ、就活時の注意点を解説します。就職先選びのチェックポイントも解説しているので、就活で失敗したくない方は最後までしっかりと確認しましょう。

動物看護師を目指す就活生の目安スケジュール

動物看護師が就活するときの目安となるスケジュールをご紹介します。既卒生に向けたスケジュールにも触れるので、現役生も既卒生もぜひ目を通してください。

卒業の1年前から下準備

卒業する1年前から就活に向けて行動しましょう。具体的には強み・弱み・価値観といった自己分析や、動物病院やペットホテルなどの企業研究を始めます。1年前から情報収集を綿密に行うことで、自分にとって働きやすい職場を見つけやすくなるでしょう。また、動物病院の見学会や実習、企業のインターンシップなどに参加することも大切です。インターネットやパンフレットに載っている文字情報や写真だけに留まらず、実際に職場の雰囲気を肌で感じることで、自分に合う職場かどうかを精査できます。

卒業の6ヶ月前から本格的な就活開始

卒業する6ヶ月前からは、本格的に就職活動を開始しましょう。履歴書やエントリーシートをまとめて、応募したい職場の選定、採用面接の練習などを行います。動物看護師として働きたいなら、動物看護師専門の就職サイトやエージェントを活用し、最新の求人や業界の情報をチェックしてください。通っている大学や専門学校に求人情報が届いているなら、そちらも併せて確認しましょう。

既卒生は3ヶ月前から就活を始めよう

既卒生とは、学校を卒業してから3年以内の人を指します。既卒生と新卒生にハッキリとした違いはないため、新卒生と同じ感覚で就活しましょう。既卒の動物看護師の就活方法には通年採用か新卒採用枠の2種類ありますが、新卒採用枠で既卒生が採用されるケースはごくわずかですので、通年採用を狙うことをおすすめします。また、既卒生の平均的な就活期間は大体3ヶ月と言われているので、「この頃には就職したい」と計画している時期から逆算して3ヶ月くらい前から準備を開始しましょう。

動物看護師として就職するまでの流れ

動物看護師として就職するまでの流れ

新卒生が動物看護師として動物病院や企業、団体などに就職するまでの流れを解説します。流れが掴めないと今後何をどうしたらいいか分からなくなってしまうので、しっかりと確認しましょう。

将来像や条件の設定

自分が動物看護師になろうと思ったきっかけを思い出しながら、「特にリハビリに強みを持つ動物看護師になりたい」「飼い主に気軽に相談してもらえる人になりたい」など自分の将来像を設定しましょう。将来像・理想像を具体的に思い描くことで、目標達成のためにどのような病院や団体に就職するべきかが明確化されます。

また、譲れない条件も洗い出してください。例えば「ワークライフバランスを重視したい」という条件があるなら、動物病院や企業では「残業時間や休日出勤の有無や程度」「年間休日数と有給取得率」などを確認しなければなりません。自分が自分らしく働ける環境を選ぶために、どういった点を確認して就職先を選ぶべきかが自然と分かるようになります。

キャリアプランの構想

どのような就職先を選ぶべきかを具体的にするために、キャリアプランも考えましょう。1年目は現場に慣れる・基礎的な業務を一通りできるようになるとして、例えば「3年目からは興味のある介護の分野で活躍したい」「5年目からはマネージャーを務めるようになりたい」というように、キャリアアップのイメージを組み立てます。どういう動物病院や企業を選べば実現できそうかを考慮しながら、就職先の候補を選びましょう。

実習する動物病院や施設の選定

実習に参加したい動物病院やペットホテル、ペットサロンなどを探します。実習先の動物病院や施設に縁があって就職できることも珍しくないため、慎重に選びましょう。また、実習後に就職先の候補にならなくても、参加すれば希望する病院や施設のイメージが掴めるため、参加しておいて損することはありません。

実習先探しはインターネットでの検索や、動物看護師向けの就職サイトを活用しましょう。興味のある動物病院や施設のホームページを訪れ、業務内容や雰囲気を把握することが大切です。特に求人情報や現場スタッフの声をチェックすると、実際の職場の様子が分かりやすいです。

実習のアポ取り・参加・お礼

実習に参加したい動物病院や施設にアポイントを取ります。すべての動物病院や施設が実習生を大々的に募集をしている訳ではないので、ネットで実習要項を見つけられない場合は直接連絡して確認しましょう。ホームページや就職サイトなどで募集せずとも、アポイントを取ることで実習させてもらえる場合もあります。また、実習に参加した後は手紙やメールで必ずお礼の連絡をしましょう。お礼の連絡は社会人としてのマナーであり、お礼があったことを契機に採用を考えてもらえる可能性があります。

応募書類の準備

履歴書とエントリーシートは、自分をアピールするために必要です。応募書類を作成するうえで、就活生にとって悩みの種となりやすいのは志望動機でしょう。応募者は全員動物好きですので、それだけでは面接官の目には留まりません。「命を救いたい」「動物をサポートしたい」など、動物看護師にならなければできないことを成し遂げたいという熱い思いを具体的に伝えることが大切です。また、動物看護師の資格取得状況や、実習先での仕事内容や感想などを詳しく記載すると、面接官にとって大変参考になります。

面接・内定

応募先が決まったら、履歴書やエントリーシートを送付します。書類選考を通過できれば面接に進みます。面接では自己PRや志望動機を具体的に伝えましょう。また、実習の経験・感想や将来像を具体的に話せば、面接官に自分の強みをアピールできます。面接で回答に詰まらないように、しっかりと面接練習をしておきましょう。

動物看護師として働く就職先選びのチェックポイント

動物看護師として働く就職先選びのチェックポイント

動物看護師として働く就職先は、どのように選んだらいいのでしょうか?就職先選びに悩んだ際のチェックポイントをご紹介します。実際に就職してから「ここに就職しなければよかった・・・」と後悔しないように、以下の点を考慮して就職先を決めましょう。

就職先の特徴や方針と自分が合っているか

それぞれの動物病院や企業の特徴を確認しましょう。例えば夜間外来を受け付けている動物病院であれば、夜勤があることが予想されます。どうしても日勤だけしたいなら、夜間外来のある動物病院は就職先候補から外しておくべきでしょう。このように特徴をよく調べないと、自分が希望している働き方や業務内容に合わない可能性があります。

また、院長・店長・社長の方針も動物病院や企業ごとに異なるため、しっかりと確認することが重要です。自身の希望と院長や社長の方針が一致していれば、就職後にやりがいや熱意を持って働ける可能性が高いです。動物病院の特徴や店長の方針などは、ホームページや就活サイトなどに掲載されているためチェックしてください。

取り組みたい分野で働けるか

自分にとって関心がある分野に取り組めるかどうかも確認しましょう。例えば動物病院でも一般的な犬や猫を対象とした病院以外にも、小動物専門やエキゾチックアニマル専門など専門分野を設けているところがあります。「他の種類の動物とも触れ合いたいのに・・・」と就職してから後悔しないために、その動物病院に取り組みたい分野があるかどうかをチェックすることが大切です。

さらに、動物の種類だけではなく、具体的な働き方や医療面での専門分野も確かめる必要があります。「外科手術の補助がしたい」「特にリハビリに関心がある」など、自分の興味に合致するかも就職先の選び方のポイントになります。

スタッフの人間関係は良好か

多くの方が就職先選びで大切にしたいことの一つに人間関係があります。人間関係とは「職場の雰囲気がいいか」「スタッフ同士の仲がいいか」という点で、動物病院の立地や医療の専門性などよりも断然ポイント数が多いようです。やはり人間関係が良好である点は、就職先選びにとって非常に大きな判断材料となるでしょう。職場が暖かな雰囲気に包まれているか、風通しが良さそうかは、実習や職場環境に参加する際にしっかりとチェックしてください。

福利厚生に納得できるか

住宅手当・家賃補助・交通費の有無や限度額、産休や育児休暇の期間、プライベートで飼っているペットの診察料やフード代補助、セミナー費用負担や書籍代補助など、福利厚生が整っているかどうかも就職先選びにとっては大切です。福利厚生が充実していれば、今後働き続けていくうえで金銭的・精神的負担が少ない可能性が高く、その就職先を選んだことを後悔することがないでしょう。どんな福利厚生が設けられていると助かるのか、その就職先が魅力的だと思えるのかを踏まえ、あると嬉しい福利厚生を洗い出してみてください。

動物看護師の就活時の注意点

動物看護師の就活時の注意点

動物看護師として活躍したい就活生が、今後就活を進めていくときの注意点を解説します。以下の点をよく確認し、実習や就職後に驚いたり後悔したりしないように充分気をつけてください。

できるだけ多く実習に行こう

実習は1ヶ所だけに限定せずに、できるだけ多く参加した方が良いでしょう。1ヶ所だけですと視野が狭まったり、比較検討ができませんのでデメリットが多いです。様々な場所で職場体験を積むことで、「こんなところで働きたい」「こういうところは性に合わない」など、自分にとって合う・合わないが明確化できます。職場の雰囲気・人間関係・設備・制度・勤務スケジュールなど、多角的に見て自分の希望に沿う就職先を見つけられるように、実習は複数箇所に行くことをおすすめします。

実習ではアルバイト代や交通費は支給されない可能性が高い

動物病院へ実習に行く際、アルバイト代や交通費は支給されない可能性もあります。就活生としては「仕事をしたのだがら…」と思うかもしれませんが、動物病院側としては採用面接の一環として実習を設けています。動物病院は短期バイトとして就活生を雇っているのではなく、「この学生と一緒に働けそうかな」「しっかりと動物看護師として勤めてくれるかな」という面接官の目線で実習を実施している場合が多いです。

本当にその就職先で働きたいか再チェック

内定をもらえた際、その就職先で本当に働きたいと思えるか、今一度立ち止まってよく考えてみてください。実習で数日訪れたときには分からなかった院内・社内の雰囲気や人間関係などが、例えばアルバイトとして数ヶ月間働いたときに気づく可能性は充分にあります。「ここは辞めて他の場所に就職したい」と思うかもしれません。その際に他の希望条件などなども加味して、「本当にここで働いていけるだろうか?」と考えてみることは重要です。

動物看護師の就活はいつから?のまとめ

動物看護師は卒業の1年前から下準備を開始し、半年前から本格的な就活に取り組みましょう。また、将来像・キャリアプラン・譲れない条件などを考えると、就職先とのミスマッチを防げます。実習にはなるべく多く参加して、「取り組みたい分野で働けそうか」「スタッフの人間関係は良好か」などをよくチェックして、就職後に後悔しないよう努めましょう。

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