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動物看護師は40代からでも目指せる?求人数の現状や働く際の注意点を解説

動物看護師は40代からでも目指せる?求人数の現状や働く際の注意点を解説

動物看護師は40代からでも目指せるのでしょうか?今回は40代から動物看護師になりたい方に向けて、求人数の現状や働く際の注意点などを解説します。40代から動物看護師として転職するときのポイントもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

40代以降でも未経験OKの動物看護師の求人は多数ある

大手求人サイトには、40〜50代の中高年層でも未経験OKを謳っている動物看護師の求人はたくさんあります。正社員・アルバイト・パートなど雇用形態は様々であり、「ブランクOK」「主婦(夫)歓迎」と記載されている求人も少なくないため、久しぶりに勤務する方や家事・育児に忙しい方でも応募しやすいです。未経験から動物看護師になりたい40代以降の方は、ぜひチャレンジしてみましょう。

実務経験が5年以上あれば国家資格の受験資格を取得できる

実務経験が5年以上あれば国家資格の受験資格を取得できる

動物病院などで「愛玩動物の世話や、その他の看護」「愛玩動物の愛護、適正な飼養に係る助言その他の支援」といった実務経験を5年以上にわたり積んでいる場合、「現任者ルート」という方法から国家資格である愛玩動物看護師の試験の受験資格が得られます。国家試験を受ける前に指定講習会の受講が必要で、30時間コースが基本です。講習会を受講した後に予備試験に合格し、愛玩愛玩動物看護師試験に合格することで、晴れて愛玩動物看護師の資格を獲得できます。

また、大学や専門学校などの教育機関で動物看護に関わるカリキュラムを学んだ人を対象にした「既卒者・在学者ルート」も存在します。現任者ルートと同じく指定の講習会を受講し、その後に国家試験を受けて合格すれば愛玩動物看護師の資格を取得可能です。40代からであっても、現任者や既卒者であれば未経験者・未学習者よりも国家資格を取りやすいので、愛玩動物看護師試験の受験をおすすめします。

40代から動物看護師として働く場合の注意点

40代から動物看護師として働く場合、以下のような点に注意する必要があります。これらの懸念点を踏まえ、それでも本当に動物看護師として働きたいのか、今一度考えてみましょう。

体力的にきつい・しんどい

一般社団法人 日本動物看護職協会が発表した「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」には、「体力的にしんどくなる」「体力的に続けられない」と体力的なきつさを訴える現役の動物看護師の声が多数掲載されています。20〜30代の若年層と比べると体力が劣る40代は「寝ても疲れが取れない」「肩こりや腰痛が悪化する」といった症状に悩まされる可能性が高く、体力が持たないことが懸念されます。加齢とともに体力の衰えを感じる方や、今後体力をつけられる自信がない方は、動物看護師として働き続けることは難しいかもしれません。

土日休みが取りづらい

動物病院・ペットホテル・ペットショップなど、動物看護師の需要が高い職場はシフト制を採用しているところが多く、往々にして土日休みが取りづらいです。家庭を持っている方にとっては不便になるでしょう。特に子育てをしている方であれば、多くの幼稚園・保育園・小学校が休みである土日に、育ち盛りの子供と過ごせないのは悩みの種になります。また、夜勤のある動物病院であれば、子供とゆっくりと過ごす時間はより一層確保しづらいでしょう。

職場によってはキャリアアップしづらい

「動物系の大学・専門学校の卒業生」と「未経験者」では、専門知識や技術量が大きく異なるので、前者の方がキャリアアップしやすく、加えて体力が衰えて疲れやすくなる40代以降と比べると、若手の方が重宝されやすいです。動物業界未経験かつ今から学校に通う時間がない場合は、5年以上の実務経験を積んで国家資格を取得し、キャリアアップを目指すことをおすすめします。

今後ライフスタイルが変化する可能性が高い

40代を迎えると、パートナーの仕事による引っ越しや親の介護など、ライフスタイルが変化する可能性があります。動物病院によっては夜勤があったり、時間外労働が多かったりするので、生活に大きな変化があった場合は、家庭との両立が難しくなることが懸念されます。今の職場で現在の条件のままで働き続けられるか、勤務地を変更できる可能性はないかなどを検討してから転職活動を始めましょう。

40代から動物看護師として転職するためのポイント

40代から動物看護師として転職するためのポイント

40代から動物看護師として転職するために、抑えておきたいポイントをご紹介します。転職してから「想像していた仕事内容と違う」「こんなはずではなかった」と後悔しないように、しっかりと確認しましょう。

職場体験・実習に必ず参加する

転職後に「思っていた仕事ができない」「こんな職場環境では働けない」といった理由で辞めてしまうケースがあります。ミスマッチを防ぐためにも、事前に職場体験や実習に参加させてもらい、自分が働く際のイメージを持てるようにしましょう。

動物に関わる仕事となれば、かわいい子犬や子猫のみならず、老犬・大型犬・爬虫類・鳥類・ハムスターなど職場によっては多種多様な動物と接する機会があります。実際に動物たちを目の当たりにすることで「本能的に爬虫類が受け入れられない」「老犬の姿が痛々しくて目も当てられない」など、思いも寄らない事態に遭遇するかもしれません。

また、職場体験が1ヶ所だけだと考え方が偏ってしまう恐れがあるので、複数の場所で実習を受けて総合的に判断することをおすすめします。

ボランティア活動に携わる

未経験のまま転職活動をすると、場合によっては「動物が好きだから」「かわいい犬・猫のお世話がしたいから」など、志望動機が抽象的になってしまうかもしれません。そのため、「動物の役に立てる喜びを実感する」「動物に関する社会問題を認識する」など、転職理由を具体的に説明できて面接官に好印象を持ってもらえるような体験をしましょう。

例えば、誰でも参加しやすかったり、問題を発見しやすかったりするボランティア活動に携わることがおすすめです。動物関係のボランティア活動には、保護猫のお世話や譲渡会のサポートなどが挙げられるので、興味があるものに参加しましょう。1日のみ参加可能な動物系のボランティアもあるため、仕事や家事などで忙しい方は1日だけでも良いのでぜひ挑戦してみてください。

転職活動で有利になりたいなら国家資格を取る

国家資格である愛玩動物看護師を取れば、未経験者や無資格者と比べると転職活動で圧倒的に有利になります。「40代からの転職は厳しい」「引退するまで動物に関する仕事を続けたい」と感じる方は、ブランクを経てでも大学や専門学校に通って愛玩動物看護師の資格を取ってから転職するという方法もあります。どうしても通学できないのであれば、未経験OKの職場に就職して5年以上の実務経験を積んで、現任者ルートから資格取得を目指巣という手もあります。

40代からの動物看護師まとめ

動物看護師は40代からでも目指すことができ、未経験OKの求人も多数あるので、ぜひ挑戦してみましょう。また、国家資格である愛玩動物看護師を持っていれば、年齢に関係なく転職活動で有利になるので、取得を前向きに考えてみてください。転職活動をする際は、実習やボランティアに参加して、実際に働いてから後悔しないように職場環境のイメージを明確化しましょう。ただし、動物看護師は体力的にもきつく、土日休みが取りづらい職業であるため、自分の体調や家族とよく相談したうえで、本当に続けられそうかしっかり考えることも大切です。

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