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動物看護師の病院以外の職場6つ!動物園や検査センターの見つけ方

動物看護師の病院以外の職場6つ!動物園や検査センターの見つけ方

「動物看護師が動物病院以外で働けるの?」
「動物病院以外の仕事はどのように見つければいいの?」

このような疑問はありませんか。

動物看護師の約95%が、動物病院をはじめとする診療施設で働いています。そのため、動物病院以外の仕事は、なかなか想像できないのではないでしょうか。
(参考:動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査 p9 問9)

本記事では、動物看護師が動物病院以外の職場6つと、仕事の見つけ方を解説します。

「動物看護師としての経験をいかしたい」「動物病院以外の職場を知りたい」とお考えの動物看護師の方のお役に立てれば幸いです。

動物看護師が働ける病院以外の職場についてペットホテル

では実際に動物看護師が病院以外で働くことのできる場所はどういうところがあるか、具体的に見ていきましょう。

ペットホテル

ペットホテルでは、動物看護師の資格が役立ちます。とくに動物病院に併設されているペットホテルでは、持病があるペットを預かったり、介護が必要なペットを預かったりするからです。

ペットホテルでのおもな仕事をみてみましょう。

  • ・投薬管理
  • ・食事の管理やえさやり
  • ・体調不良時の早期発見
  • ・飼い主への連絡や報告
  • ・預かり動物の健康チェック

病気があるペットのケアや体調変化時の対応など、動物看護師の知識やスキルをいかすことができます。

ペットショップ

ペットショップでは、一般的に医療行為の補助業務はありません。しかし、動物看護師で得たつぎのような健康管理や飼育管理の知識が役立ちます。

  • ・動物の健康管理
  • ・飼育環境の整備
  • ・新規飼い主への指導や相談対応

ペットショップでは、健康管理や飼育管理だけでなくビジネスマナーや接客スキルも必要です。販売ノルマやお客さま対応など、動物看護師とはちがうストレスを感じる可能性があります。

動物園(水族館)

動物園や水族館で動物看護師のスキルを活用できます。動物園(水族館)でのおもな業務内容をみてみましょう。

  • ・獣医師の診察の補助
  • ・投薬管理
  • ・健康チェック
  • ・栄養管理やえさやり
  • ・繁殖プログラムの補助
  • ・行動の観察
  • ・記録の管理
  • ・薬品の管理
  • ・衛生管理

動物園(水族館)での業務は、病院よりもさまざまな種類の動物への対応が必要です。そのため、新たな知識やスキルを獲得できることが期待できます。

動物看護師は、飼育スタッフと連携をとりながら動物の健康管理を担う重要な役割です。場所によっては、動物看護師としての求人がなく飼育員としての募集になる場合があります。

動物保護施設

動物保護施設での動物看護師の役割はつぎのとおりです。

業務 内容
医療的ケア ・獣医師の診療補助
・保護動物の健康チェック
・負傷動物の応急措置
・投薬管理
・リハビリの補助
日常的なケア ・えさやり
・飼育される場の衛生管理
・運動や散歩の実施
・物品管理/在庫管理
新しい飼い主探し ・新しい飼い主探し
・健康状態や飼育方法のアドバイス
・譲渡後のフォローアップ
啓発活動 ・里親教育
・地域への情報発信
・動物愛護に関する活動

保護施設での仕事は、さまざまな背景をもつ動物への対応が必要です。なかには、人間に不信感を持っていたり、恐怖心を持ってたりするため、動物に寄りそう優しさや愛情も不可欠です。そのため、動物病院で学んだ知識やスキルに加え、新たな経験ができるでしょう。

自治体で運営している動物保護施設に正職員として入職するためには、公務員試験の合格が必要です。

民間の団体では、資格がなくても働けるケースがあります。動物保護に関する民間の団体はおもにNPO法人やボランティア団体のため、ボランティアやアルバイトでの求人になる可能性もあるため確認してみてください。

検査センター

動物看護師の病院以外の就業先として、検査センターがあります。CTやMRIなど医療機器を使用した専門的な検査業務にたずさわります。

主な仕事内容をみてみましょう。

業務 具体的な内容
検査業務 ・CTやMRIの補助
・検体の取り扱いや管理
・血液検査や尿検査の介助
・レントゲンや超音波検査の補助
機器管理 ・医療機器の点検
・検査環境の整備
・検査室の衛生管理
・消耗品の在庫管理
データ管理 ・報告書の作成
・検査結果の記録
・データの入力や管理
連携業務 ・獣医師への報告
・検査予約の管理
・検査手順の説明
・緊急検査の対応
・動物病院への連絡

検査を受ける動物の精神的なフォローや、異常の早期発見など動物看護師の経験が役立ちます。それに加え、検査に関する知識が習得でき、キャリアアップのきっかけになるでしょう。

一般企業

動物に関する一般企業では、動物看護師の資格や経験をいかせる仕事があります。くわしく

ご覧ください。

職種 具体的な内容
ペットフードメーカー ・新製品の開発
・ペットフードに関する相談対応
ペット用品メーカー ・新製品の開発
・ペットの行動観察
・ペット用品に関する相談対応
動物の保険会社 ・保険請求の審査
・ペットの健康に関するアドバイス

一般企業で働くとつぎのようなやりがいが期待できます。

  • ・さまざまな動物との出会いがある
  • ・動物の健康に関して新たな視点を持てる
  • ・動物に関する知識の幅を広げられる

動物看護師の資格は必須ではありません。しかし、動物看護師の経験があると具体的なアドバイスや、より実用的な視点で考えられるため役立ちます。

動物看護師のやりがい

動物看護師のやりがい

動物看護師のやりがいをみてみましょう。

  • ・動物の成長を見守れる
  • ・動物の健康回復に貢献できる
  • ・飼い主と信頼関係を築ける
  • ・専門性を高められる

動物の成長を見守れる

動物看護師は、動物の世話をするだけでなく、つぎのように成長を近くで見守ることができます。

  • ・生まれたばかりの子犬や子猫と接する
  • ・ミルクを飲ませたり体温を保つためのケアをしたりする
  • ・健康チェックや予防接種で定期的に成長を見られる

動物看護師は、看護の技術や知識を活用し、動物が健康で快適に過ごせるよう環境を整えたり、飼い主に指導したりします。

動物が元気に成長していく姿をみることは、動物看護師のやりがいにつながります。

動物の健康回復に貢献できる

動物の健康回復に貢献できることは、動物看護師のやりがいのひとつです。病気やけがで苦しむ動物が、治療やリハビリを受けて元気を取り戻す姿から喜びを感じられるでしょう。

具体例はつぎのとおり。

  • ・手術を受けた動物がリハビリをして歩けるようになる
  • ・点滴や投薬で症状が改善する
  • ・痛みが緩和され、ストレスが軽減する

動物も人間と同じように身体的な痛みや苦痛に加え、不安やストレスなどの精神的負担を抱えることがあります。

動物看護師は動物の身体面でのケアに加え、動物の不安や緊張がなくなるよう優しく寄りそうスキルも必要です。

治療やリハビリをとおして、動物が元気になる姿や動物と信頼関係を築けることは、動物看護師の魅力です。

飼い主と信頼関係を築ける

動物看護師として働くうえで、飼い主との信頼関係は欠かせません。飼い主からの情報をもとに状況を判断したり、動物の状態を知ったりします。

ペットの体調が悪いときや、緊急時など飼い主は不安でいっぱいです。そのときに、状況をわかりやすく説明したり、飼い主の不安や疑問を取り除いたりすることで「この人に任せておけば安心」と思われ信頼関係が築けます。

飼い主との信頼関係は、動物の治療やケアをおこなううえで不可欠です。なかにはコミュニケーションが難しいケースもありますが、ていねいにひとつずつ対応することが信頼関係を築くポイントです。

そして、飼い主との信頼関係が築け、飼い主の笑顔がみたれたり、感謝されたりすることが動物看護師のやりがいにつながります。

専門性を高められる

動物看護師の仕事の魅力として、専門性が高められることがあります。具体例をみてみましょう。

  • ・診療や手術のサポート
  • ・入院中の動物のケア
  • ・さまざまな種類の動物の健康管理
  • ・動物の特徴をふまえた飼育管理

医療はつねに進歩するため、獣医師と連携しながら、自分の知識やスキルをアップデートする必要があります。

さらに、つぎのような分野の中から自分の興味のあることを極めることも可能です。

  • ・歯科
  • ・リハビリ
  • ・高齢動物のケア

特定の分野での専門知識を深めることは、より高いレベルのケアを提供するのに役立ちます。自分の関わりで、動物が元気になったり、飼い主の不安を軽減できたりすると、仕事のモチベーションが上がるきっかけになります。

専門性を高めることで、自分のキャリアアップにつながり、やりがいや達成したと実感できるでしょう。

動物看護師が病院以外の仕事を見つける方法

動物看護師が病院以外の仕事を見つける方法

動物看護師が病院以外の仕事を見つける方法をみてみましょう。

  • ・各施設のホームページで求人を探す
  • ・転職サイトを利用する

各施設のホームページで求人を探す

動物看護師が病院以外の仕事を見つけたいときは、気になる施設のホームページで求人を探してみましょう。転職サイトや求人サイトに求人が出ていない可能性があるからです。

求人の記載がなくても一度、問い合わせてみることをおすすめします。実際は求人したいけど、ホームページの更新が追いついてないケースがあるからです。

転職サイトを利用する

動物看護師が病院以外の仕事を探したいときは、転職サイトを利用しましょう。転職サイトを利用するとつぎのようなメリットがあります。

メリット 具体例
幅広い求人情報を検索できる ・勤務地や年収などの条件を設定できる
・一般には公開されていない求人を検索できる
・遠方の仕事も検索できる
効率よく転職活動ができる ・履歴書や職務経歴書を登録していればワンクリックで応募できる
・自分のスキルを入れておくとスカウトがくる
サポートがある ・面接の対策や履歴書の書き方のアドバイスを受けられる
・キャリア相談や転職先の選定などのサポートが受けられる

転職サイトは、幅広く求人を取り扱っており、数多くの選択肢から自分の希望にあう転職先が見つかる可能性があります。

動物看護師が病院以外で働きたいときによくある質問Q&A

動物看護師が病院以外で働きたいときによくある質問をみてみましょう。

  • ・動物看護師にしかできないことは何ですか?
  • ・動物の看護師の月収はいくらですか?
  • ・動物看護師とトリマーの年収はどれくらい違いますか?

動物看護師にしかできないことは何ですか?

動物看護師は、獣医師の指示のもと、動物の健康チェックや治療のサポートをする専門家です。

動物のわずかな変化に気づいて対応したり、動物のストレスや不安を軽減するために優しく寄り添ったりすることは、動物看護師ならではの専門的な知識や技術です。

それに加え、不安や緊張など精神的に追いつめられている飼い主の不安を取り除いてあげたり、飼育のアドバイスをしたり、飼い主とのコミュニケーションをとおし信頼関係を構築します。

獣医師と動物や飼い主の架け橋となり、治療がスムーズに進むよう支援するのは動物看護師だからできる重要な役割です。

動物の看護師の月収はいくらですか?

動物看護師の年収は317円とされています。ボーナスがない場合、月収は約26万円です。

動物看護師の月収は「勤務する場所」「経験年数」「所有する資格」によってもことなります。ご自身の経歴や所有資格をもとに、希望の就労先に確認してみることがおすすめです。

動物看護師とトリマーの年収はどれくらい違いますか?

動物看護師の年収は317万円で、トリマーの年収は394.3万円とされています。

動物看護師はつぎのような要因により給料に差が出ます。

  • ・勤務先の規模や種類
  • ・地域差
  • ・経験年数の違い
  • ・資格の有無
  • ・勤務形態
  • ・病院の方針

トリマーの給料の差が出る要因もみてみましょう。

  • ・経験や技術
  • ・お客さまからの評判や口コミ
  • ・指名率
  • ・勤務場所の違い
  • ・勤務地の地域の違い

それぞれ、勤務先や経験年数などにより給料が違うため、ご自身の経歴をもとに問い合わせることをおすすめします。

参考:動物看護 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:トリマー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

まとめ

動物看護師は、動物病院以外でも今までの経験や知識やスキルをいかして仕事につける可能性があります。

動物看護師としてのキャリアを構築するために、新たな仕事にチャレンジしてみることは大切です。

動物看護師の今までの経験をいかしつつ新たな挑戦を検討してみてください。

動物看護師の動物病院以外の仕事に興味がある方は、いつでもお気軽に当社までご相談ください。

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