有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00
(土日祝はお休み)

ペットナース編集部

  • facebookでシェアする
  • tweetする
  • LINEで送る

犬の保護や動物保護の仕事とは?仕事の種類や心得について解説

犬の保護や動物保護の仕事って?仕事の種類や心得について解説

犬の保護や動物保護の仕事は動物保護施設のスタッフや動物保護団体のボランティア、トリマーや動物看護師など、多岐にわたる職種が存在します。各職種は動物のお世話や治療、里親探し、しつけのトレーニングなどを通じて一匹でも多くの動物を幸せにすることを目指しています。本記事では、犬の保護に関わる仕事の種類や心得について詳しく解説します。

犬を保護する仕事について

犬の保護といっても様々な仕事があります。広い意味でとらえると獣医師や動物看護師、トリマーなども保護を行っていることになるでしょう。ここでは主に行き場のなくなった犬の保護や新しい飼い主を見つけるまでの仕事について説明します。

犬と関わる仕事14選!資格なしで目指せる仕事もご紹介

動物保護施設(シェルター)のスタッフ

動物保護施設のスタッフは、捨てられた犬や野良犬、虐待された犬などを保護し、その後のケアや譲渡をサポートする重要な役割を担っています。主な業務には、動物の引き受け・収容、健康管理、社会化、給餌、掃除、行動評価などが含まれます。健康管理では、毎日の健康チェックや必要な医療処置を行い、獣医師と連携して病気や怪我の治療をサポートします。社会化の面では、犬が新しい環境や人間に慣れるためのトレーニングや遊びの時間を設け、ストレスを軽減させる工夫を行います。

さらに、施設の清潔さを保つために犬舎の掃除や衛生管理も重要な業務です。これにより、病気の予防や感染症の拡大を防ぎます。犬の行動評価も担当し、各犬の性格や行動パターンを把握することで、適切な譲渡先を見つけやすくします。また、新しい家族への譲渡手続きもスタッフの仕事の一部であり、譲渡希望者との面談や家庭環境のチェック、譲渡後のフォローアップなどを行います。他にもしつけ相談や動物と触れ合うイベントなども行っています。動物保護施設のスタッフは、犬だけでなく猫やその他の動物も対象にする場合が多く、幅広い知識とスキルが求められます。

地方自治体であれば公務員試験に合格する必要がありますし、民間の団体や企業などで募集している場合もあるので募集要項を確認してみましょう。

フォスター制度(一時預かりボランティア)

フォスター制度(一時預かりボランティア)は一時的に自宅で犬を預かり、犬が新しい家族に迎えられるまでの間、安定した環境を提供する制度です。

フォスターケアボランティアの主な業務には、毎日の世話、健康管理、そして施設への定期的な報告が含まれます。毎日の世話では、給餌、散歩、トレーニング、遊びの時間など、犬が必要とする基本的なケアを行います。また、健康管理の面でも、必要に応じて獣医師の診察を受ける必要があります。フォスターケア中の犬の状態や進捗について、定期的に施設に報告し、施設は適切な譲渡先を見つけるための情報を得ることができます。

犬の譲渡のお仕事(特定非営利団体など)

犬や猫の殺処分0を目指して、次の家族などに受け渡しをする譲渡のお仕事です。保護施設と同じ部分はありますが、民間の団体が運営していることが多く、多くの人がより身近に感じられる仕事です。

譲渡会などのイベントでは捨てられた犬や虐待を受けた犬、ブリーダーから救出された犬などが新しい家庭に迎えられるための橋渡しとなります。

譲渡会を開催するには、まず適切な場所を選び、イベントの日時を決定します。次に、参加する犬の健康チェックや必要なワクチン接種を行い、犬のプロフィールを作成します。このプロフィールには、犬の性格、健康状態、特別なケアが必要かどうかなどの情報が含まれます。当日は、ボランティアやスタッフが犬を管理し、訪れた人々に犬を紹介します。訪問者は、直接犬と触れ合うことで、犬の性格や行動を理解することができます。また、スタッフは訪問者に対して犬の背景や必要なケアについて説明し、適切なマッチングをサポートをすることが求められます。また譲渡手続きには、訪問者の家庭環境や生活スタイルを確認し、犬が幸せに暮らせるかどうかを慎重に判断するプロセスが含まれます。

さらに、譲渡後のフォローアップも重要な役割です。新しい飼い主に対して、適切なケア方法やトレーニングのアドバイスを提供し、必要に応じてサポートを継続します。これにより、犬が新しい家庭に順調に適応し、長期的に幸せに暮らせるようになります。

保護犬の健康と幸せを保つためのケア方法

保護犬の健康と幸せを保つためのケア方法

保護犬の健康と幸せを保つためには、日々のケアが欠かせません。体調管理や食事のバランスに注意し、定期的に動物病院で健康チェックを受けることが重要です。さらに、心のケアも大切で安心感を与えることが必須です。また、遊びや運動を通じてストレスを解消し、快適な環境を提供することが求められます。

健康管理と定期チェック

栄養バランスのとれた毎日の食事、適度な運動、清潔な環境が健康を維持するために欠かせません。次に、定期的な健康チェックが必要です。動物病院での診察やワクチン接種、フィラリア予防などを忘れずに行いましょう。体重や食欲、排泄の変化に注意し、早めに獣医師に相談することが大切です。

メンタルケアの重要性

犬の健康には、体だけでなく心の健康も重要です。特に保護された犬は心に大きな傷を負っている可能性がありますので、まずは犬が安心して過ごせる環境を作りましょう。静かな寝場所や日常のルーティンが犬に安心感をもたらします。次に、スキンシップや定期的な遊びが心のケアに役立ちます。適切なおもちゃを与え、知的刺激を与えることも効果的です。

楽しいアクティビティと遊び方

犬とのアクティビティは心身ともに健康な生活をサポートします。まず、散歩は最も基本的な運動で犬のエネルギーを発散させる効果があります。次に、公園でのボール遊びやフリスビーなど体を動かす遊びを取り入れましょう。これらの活動を通して犬と人間の絆を深めるだけでなく、犬のストレス解消にもなります。

トレーニングの基礎知識

トレーニングの基礎知識

トレーニングはペットとの健康な関係を築くために重要な要素です。基本的な原則を理解し、適切な方法で対応することが求められます。トレーニングは、ただ単に技術を教えるだけでなく、信頼と絆を深める手段でもあります。問題行動が発生した際には、冷静かつ適切に対応することが肝要です。次に、トレーニングの基本原則、問題行動の対応法、そして効果的なポジティブ強化の方法について説明します。

トレーニング(しつけ)について

トレーニングの基本原則はまず一貫性を保つことが重要です。一貫した指示や行動を示すことで、ペットは何を期待されているかを理解しやすくなります。さらに、トレーニングは短時間で行ない、楽しい時間とすることがポイントです。また、正しい行動をした際にご褒美をあげることで、ペットはその行動を繰り返そうとします。そして、段階的に難易度を上げていくことも忘れずに、はじめは簡単なコマンドから始め、徐々に複雑な動きを教えていくと良いでしょう。これにより、ペットは成功体験を重ね、自信をつけることができます。

問題行動の対応法

保護された犬の問題行動に対処する際は、まずその原因を見極めることが大切です。ストレスや健康上の問題、環境の変化が原因となることが多いため、まずはそれらを排除することが基本です。また、正しい行動を示すことも効果的で、例えば吠えることに対して罰を与えるのではなく、静かにすることに対してご褒美を与えると良いでしょう。そして、問題行動を無視することも場合によっては有効です。ペットが何かを求めて問題行動を起こしている場合、その行動に反応しないことで徐々にその行動が減少することがあります。最後に、必要に応じて専門家に相談することも検討するべきです。行動療法士や獣医師が、具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。

犬の保護活動を長く続けるための心得

犬の保護活動を長く続けるためには、まず持続可能な活動計画を立てることが重要です。具体的な目標を設定し、達成可能な範囲でスケジュールを組むことが大切です。また、活動におけるストレス管理も不可欠です。適切なリフレッシュ方法を取り入れることで、心身の健康を維持します。さらに、活動の動機と目標を定期的に見直すことで、迷いやブレを防ぎます。これらの心得を守ることで、犬の保護活動を長く続けられるでしょう。

持続可能な活動計画の立て方

持続可能な活動計画を立てるには、まず自分のリソースを把握することが必須です。時間、資金、サポート体制などを確認し、それに基づいて計画を練りましょう。具体的な活動プランを作成し、短期目標と長期目標を設定することも大切です。最初は大きな目標ではなく、小さなステップから始めると達成感を得やすくなり、モチベーションも維持しやすくなります。また、定期的に計画を見直し、柔軟に調整することも忘れないでください。

計画を実行する際は無理をしないことが重要です。過度の負担は後々の活動継続に支障をきたすことがあります。家族や友人、ボランティアなどの協力も得て、お互いに助け合うことが持続可能な計画に欠かせない要素となります。そして、感謝の気持ちを忘れず、周囲の支援に対しても敬意を持って接することが大切です。

ストレス管理とリフレッシュ方法

保護活動におけるストレスを管理するためには、まず自分自身を理解することが重要です。何がストレスの原因となるか、どのような状況でストレスを感じるかを知り、その上でリフレッシュ方法を見つけることが大切です。例えば、散歩や趣味に時間を割いたり、定期的に休息を取ることも効果的です。

体を動かすことも有効なリフレッシュ方法です。簡単な運動やストレッチなどを取り入れることで、緊張をほぐし、気分転換が図れます。また心の健康を保つためには、しっかりとした睡眠とバランスの良い食事も欠かせません。これにより、日々の活動に必要なエネルギーを確保できます。ストレス管理とリフレッシュを上手に行いながら、活動を続けることで、犬の保護活動を長く継続することができるでしょう。

動機と目標を見直す重要性

犬の保護活動を長く続けるためには、動機と目標を定期的に見直すことが重要です。活動を始めた当初の動機を思い出し、それが今でも自身を駆り立てる原動力であるかどうかを確認しましょう。また、活動を通じて得られた新たな気づきや変化に対応して目標を調整することも大切です。これにより、活動に新しい意義を見出すことができます。

成功した部分だけでなく、失敗した部分も分析し次回に生かすような対策を講じることが求められます。反省と学びを繰り返すことで、活動の質も向上するでしょう。

一緒に活動するメンバーや支援者と意見を交換することも有益です。違った視点や意見を取り入れることで、自分では気づかない問題点や改善点が見えてきます。これにより、より効果的な活動が可能になります。

新着求人

こんな記事も読まれています

ペットナース編集部

動物看護師に従事する全ての皆さまの就職・転職のお役立ちとなる情報を発信しています。