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動物病院の受付の仕事内容は?未経験でもできる?きついと言われることも解説

動物病院の受付の仕事内容は?未経験でもできる?きついと言われることも解説

動物病院で受付として働く場合、具体的にどのような仕事をするのか気になりますよね。この記事では、動物病院での受付の仕事内容を分かりやすくご紹介します。また、未経験・資格なしでも就業できるのかについてもお答えします。動物病院の受付の仕事できついことも解説するので、ぜひ就職・転職活動の参考にしてみてください。

動物病院の受付の仕事内容

動物病院の受付の仕事内容

動物病院の受付の主な仕事内容をご紹介します。動物病院によって仕事内容は異なるので、あくまでも一例としてご覧ください。

窓口業務

まず病状や怪我について簡単に問診をします。病院によってはインターネットによる予約を受け付けている場合もありますが、飼い主が書いた内容を獣医師や動物看護師へスムーズに伝えて、業務を引き継ぎます。

「ご飯を食べた後に戻してしまった」「便の状態が良くない」という場合は検体を飼い主から受け取る場合があるので、検査するスタッフに引き渡しましょう。もし待合室が混雑したら、長時間待っている飼い主にお声がけしたり、ペットの様子に変化が見られないか見回ったりすることもあります。

会計

診療が終わると会計へ進みます。病院によっては獣医師や動物看護師が行うことがありますが、主にカルテの情報をもとにして受付が対応する場合が多いです。最近は現金とクレジットカード以外にもPayPayをはじめとする電子マネー決済を導入している動物病院が増えているので、簡単な機械操作が必要になってきます。動物が入院や手術をした場合、請求金額がかなり高くなるため、数字や桁を間違えないように慎重に会計しましょう。

事務手続き

狂犬病ワクチンや混合ワクチンといった予防注射の証明書、ペット保険の手続きなど、各種事務手続きを行います。場合によっては次回の来院予約を受付で取ることもあるので、飼い主と相談して日時の調整をしましょう。また、その他にも売上金の集計や両替なども受付で対応します。多くの動物病院ではパソコンで事務作業を行うため、パソコンの操作には慣れておく必要があります。

各種管理・発注

病院内で使用する備品や薬品、ペットフードなどの管理業務も担当します。場合によっては製薬会社やフードメーカーへの発注業務も行います。患者のカルテやダイレクトメールの管理をして、他の受付スタッフにとって業務しやすい環境を整えたり、患者へ有益な情報を共有したりすることも受付の立派な業務です。

その他(動物病院によって異なる)

動物病院によっては大きく異なりますが、その他の受付の業務には以下の内容が含まれます。

・患者への薬やフードの受け渡し
・商品やサービスのポップ作成やレイアウト考案
・特に忙しい場合は動物の保定や検査の手伝い
・入院している動物のお世話
・院内の清掃
・電話応対

動物病院の受付は資格なし・未経験OKの求人が多数ある

動物病院の受付は資格なし・未経験OKの求人が多数ある

動物病院の受付は無資格歓迎・経歴不問・業界未経験OKといった求人が多数あり、専門資格を持っていない方、動物関連の業界で働いた経験がない方でも応募できるため、動物病院で受付として働いてみたい方は挑戦してみるのも良いと思います。

仕事内容としては「診療業務、手術補助、受付、入院管理」「入院動物のお世話 ・受付事務や清掃など」「予約管理や診察受付、お会計、院内外の来客対応、事務、DM配布」などが挙げられています。また、アルバイト・パートでの時給は全国的に1,000円以上、正社員では月給20万円前後としているところが多いように見受けられます。

愛玩動物看護師の資格があれば仕事の幅が広がる

国家資格である「愛玩動物看護師」の資格を取れば、受付以外の様々な業務ができるようになります。愛玩動物看護師の資格を取得すると、採血・マイクロチップ挿入・カテーテルによる採尿といった一部の医療行為を、獣医師の指示のもと行えるようになります。

一般的な愛玩動物看護師はこうした業務以外に受付も兼任することが多いため、仕事の幅を広げたい人や転職のしやすさを重視している人は資格を取ることをおすすめします。

動物病院の受付のやりがい・メリット

動物病院の受付の業務でやりがいを感じやすいポイントをご紹介します。以下の点が楽しい・面白いと思える人であれば、動物病院の受付に向いていると言えるでしょう。

飼い主とコミュニケーションを取る機会が多い

病状や怪我の程度の聞き取りはもちろん、ペットに関するお悩み相談など、受付ではペットの飼い主と話す機会が多いです。動物病院の規模や待合室の混み具合にもよりますが、他愛ない世間話をしたり、「動物のかわいい写真が撮れた」といった雑談をしたりと、受付・ペットの飼い主の垣根を越えて一個人としてコミュニケーションを取ることもあるでしょう。人と話すことが楽しいと感じるならば、動物病院の受付にやりがいを見出しやすいです。

多くの動物と触れ合える

犬・猫をはじめ、動物病院によっては鳥・うさぎ・ハムスター・は虫類などバラエティー豊かな患者が来院します。動物園や水族館ほどではありませんが、数多くの動物たちを目の当たりにできるため、動物が好きなら受付に立っているだけでも充分に楽しいと感じられる点は大きなメリットです。

また、動物病院での診察に怯えているペットには、待合室でリラックスできるように声がけすることはもちろん、場合によっては撫でたり遊んであげたりすることも大切です。受付は獣医師や動物看護師のように診察・治療をすることはできませんが、動物と触れ合える機会は多々あるので、やりがいがあると感じやすいでしょう。

専門知識が身につく

動物病院に勤務すれば、病気・怪我・しつけ・食事療法や必要な栄養・適度な運動量など、動物に関することに触れられることが大きなメリットです。また、動物病院によってはスタッフに向けて勉強会を実施していて、分からない点は獣医師や動物看護師といった専門家にすぐ尋ねられます。得られた専門知識は自分がプライベートで飼っている動物に応用できるので、ペットを飼育している・飼育する予定の人にとっては魅力的に感じられるでしょう。

動物病院の受付で気をつけるべきこと

動物病院の受付で気をつけるべきこと

動物病院で受付として働く際に、気をつけるべきことを解説します。以下の点をしっかり守り、動物病院の窓口に立つ者として責務を果たしましょう。

笑顔と身だしなみ

動物病院に限らず一般的な会社にも通じますが、受付はその施設の「顔」です。顔である受付の第一印象が悪いと、動物の飼い主は病院全体に不信感を持ってしまい、次回以降の来院につなげられない可能性があります。そのため、飼い主に「この動物病院に任せたい」「困ったらまたお世話になりたい」と思ってもらえるような見た目や態度で接するように気をつけてください。

具体的には常に笑顔をキープしたり、清潔感のある見た目に整えたりしましょう。いつもニコニコしていて身だしなみが綺麗な方が受付に入れば、飼い主は「安心して大切なペットを診察してもらえる」と思うでしょう。

飼い主のあらゆる質問に的確に答える

飼い主の多くは受付も獣医療のプロだと見なしており、病気やしつけ方法など専門性の高いことを尋ねられる機会が少なくありません。獣医師でないと判断できないことを除き、些細なことでも正しく答えられるように常に勉強する必要があります。他にもトリミングサロンやペットホテルが併設されている動物病院であれば、料金や時間などサービス内容についても把握する必要があります。

動物病院の受付が「きつい」と言われる理由

グーグルで「動物病院 受付」と検索すると、関連する検索ワードとして「きつい」「辞めたい」などネガティブな言葉が表示されます。どうして動物病院の受付は「きつい」と言われているのでしょうか?その理由をご紹介します。

責任が重すぎる

動物病院は動物の健康を守ったり命を救ったりすることが使命ですが、どうしても死に直面する機会が少なくないです。動物が亡くなることは非常につらいうえに、暗い表情の飼い主に配慮して接しなければなりません。また、獣医師や動物看護師でないのに専門的な質問をされることもあり、荷が重いと感じやすいでしょう。

責任が重い割に給料が安い

動物病院の受付の月給は全国平均で大体20万円前後です。人間向けに設けられた病院の医療事務の年収が250万円〜350万円ほどとなっているので、比較すると少し低いことがうかがえます。前述した責任の重さを考慮すると、労働の対価として給料が見合ってないと感じる人が少なくないようです。

人間関係が悪くなりやすい

動物の命を扱うという責任が重い仕事をしており、長時間労働が当たり前のようにある職場ですので、ピリピリした雰囲気が漂いやすい環境なのかもしれません。どんな環境に置かれても楽しく働けるタイプの人であれば気にならないかもしれませんが、嫌な空気に敏感な人や人間関係でなるべくギクシャクしたくない人にとっては「動物病院での勤務はきつい」という印象を抱きやすいでしょう。

動物病院の受付まとめ

動物病院の受付は、窓口業務や会計をはじめ、場合によっては院内清掃や入院している動物の簡単なお世話をします。動物病院の受付として働くメリットは、多くの動物と触れ合えたり、専門知識が身についたりする点です。また、無資格や業界未経験でも歓迎している求人が多いため、「動物が好き」「やってみたい」という気持ちがあれば応募してみることをおすすめします。

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