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動物看護師を辞めたい5つの理由!対処法や年収をあげる方法を解説

動物看護師を辞めたい5つの理由!対処法や年収をあげる方法を解説

「動物看護師として働く環境がつらい」
「動物看護師の年収が低い」

このような理由で動物看護師を辞めたいとお考えではないですか

動物看護師は、責任のある仕事なうえに体力的・精神的負担が多くきついと感じるかもしれません。

本記事では、動物看護師を辞めたい理由をもとに、対処法や年収をあげる方法を解説します。動物看護師を辞めたいとお考えの方の考え直すきっかけになれば幸いです。

動物看護師を辞めたい理由5つ

動物看護師を辞めたい理由5つ

動物看護師を辞めたい理由を5つ紹介します。

・労働環境の過酷さ
・人間関係の問題
・給料の低さ
・幅広すぎる仕事内容
・精神的な負担の大きさ

労働環境の過酷さ

動物看護師を辞めたい理由に、労働環境の過酷さがあげられます。具体例をみてみましょう。

・長時間労働になることがある
・動物の急変時や緊急時など夜間に対応することがある
・動物のケアをしているときに、ケガや傷をおうことがある

このような労働環境が積み重なると身体的・精神的な負担が増え辞めたいと思うようになります。

人間関係の問題

人間関係の問題は仕事を辞めたくなるきっかけです。

日本動物看護協会によると、動物看護師のおもな就業先は動物病院で全体の約7割が、動物看護師20名以下・獣医師5名以下の人員配置です。

スタッフの数は限られており、人間関係がうまくいかないときの逃げ場がありません。

人間関係が悪いと、わからないことをすぐに聞けなかったり、意見を言えなかったりするため動物のケアをスムーズにできなくなるでしょう。

参考:動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査

給料の低さ

動物看護師の年収は動物看護師は、約317万円です。しかし、動物病院の規模や持っている資格の種類により、給料が異なる可能性があります。

動物看護師は、生命に関わる仕事で責任感や専門的な知識が求められます。それに加え、長時間労働や夜間の対応など不規則な生活になることもあるでしょう。

自己学習や時間外の呼び出しで、プライベートの確保が難しかったり、休みが確保できなかったりすると自分のやっていることに対し、給料が低いと感じるかもしれません。

体力的につらくなったときや、疲れが溜まったときに、給料が低いことが辞めるきっかけになる可能性があります。

参考:動物看護 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

幅広すぎる仕事内容

動物看護師の仕事は、つぎのようにさまざまです。

・受付業務
・診察の補助
・手術の準備
・食事の管理
・排泄物の処理
・病院内の掃除
・飼い主への説明
・飼い主からの相談対応
・使用した器具の消毒

医療の情報はつねに更新されるため、動物看護師も情報をアップデートしなければなりません。それに加え、掃除や受付など動物の看護以外の仕事もしなくてはいけないことがあります。

医療に関する知識や技術だけでも覚えることがたくさんあり、それ以外の業務までとなると負担はさらに増大します。

結果として、理想としていた動物看護の仕事とかけ離れてしまい、辞めるきっかけとなるでしょう。

精神的な負担の大きさ

動物看護師は、つぎのような理由で精神的に負担がかかります。

・予期せぬ急変の対応をするため
・動物の死に直面することが多いため
・ミスが許されない環境で仕事をするため
・コミュニケーションが難しい家族がいるため
・治療に関する家族からの不満や苦情の対応をするため

動物看護師の精神的負担が、動物看護師としてのやりがいを感じにくくさせ、仕事を辞めることへつながります。

動物看護師を辞めたいときの対処法

動物看護師を辞めたいときの対処法

動物看護師を辞めたいときの対処法をみてみましょう。

・動物看護師のやりがいを振り返ってみる
・辞めずに動物看護師の年収を上げる方法を考える
・ほかの動物病院の待遇を調べてみる
・仕事を辞めてみる

動物看護師のやりがいを振り返ってみる

動物看護師をやめたくなったときは、動物看護師のやりがいを具体的に振り返ってみましょう。

・動物と触れ合える
・飼い主の笑顔が見られる
・動物が元気になるサポートができる
・専門的な知識やスキルが学べる

具体的な場面を思い出すことで、自分がなぜ動物看護師になったのかを確認できます。動物看護師として、やってきてよかったことを思い浮かべるとモチベーションが回復するかもしれません。

辞めずに動物看護師の年収を上げる方法を考える

給料面での問題が辞めたいきっかけになっている場合は、辞めずに年収をあげる方法を考えてみましょう。

・年収の高い病院へ転職する
・専門性を高める(資格を取得する)
・深夜手当がある病院で働く
・給料アップを交渉する
・正社員でなくパートの掛け持ちをする
・夜間シフトや休日出勤の手当を活用する

動物看護師が国家資格化されたことにより、今後給料が上がる可能性があります。愛玩動物看護師の国家資格の取得を選択肢に入れてみてもいいでしょう。

ほかの動物病院の待遇を調べてみる

動物看護師を辞めたくなったときは、ほかの病院の待遇を調べてみましょう。同じような業務内容でも、給料が変わる可能性があります。

ほかの動物病院の待遇を調べるポイントをご覧ください。

・基本給の明細
・昇給の基準
・夜間・休日手当の詳細
・残業代の有無や計算方法
・有給休暇の取得実績
・社会保険の加入の有無
・通勤手当や住宅手当の有無
・スタッフの人数や年齢構成
・離職率
・勤務している看護師の経験年数
・スタッフの継続年数
・研修制度の有無
・具体的な仕事内容
・事務や受付などの業務の割合
・休憩時間の確保の状況

給料が高くても、手当が入っていなかったり、働く環境が悪かったりすることがあります。ほかの動物病院の待遇を調べるときは、自分が実際に働けそうか総合的に判断することが大切です。

当社でも動物病院の求人を多く扱っております。ほかの動物病院の待遇に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

仕事を辞めてみる

いったん仕事を辞めてみるのも選択肢のひとつです。仕事を辞めて、まったく別の仕事を探してみてもいいでしょう。

ほかの仕事についたときに、動物看護師のやりがいを実感することもあります。もし、気持ちに変化があったらいつでも戻ることができます。そのため、つらいときには無理せず、ほかの選択肢も考えてみてください。

動物看護師に向いている人

動物看護師に向いている人

動物看護師に向いている人を4つにしぼり解説します。

・動物と関わることが好きな人
・コミュニケーション能力が高い人
・体力がある人
・向上心がある人

動物と関わることが好きな人

動物と関わることが好きな人は動物看護師に向いています。動物看護師は、単に動物をかわいがるだけではなく、動物の痛みや不安に共感し、愛情を持って接することが不可欠です。

さらに、動物の仕草や表情を観察する力や、行動の意味を理解する洞察力も求められます。

具合が悪く神経質な動物や、痛みで攻撃的になっている動物に優しく寄り添い、不安を和らげてあげることも動物看護師の役割です。

コミュニケーション能力が高い人

動物看護師は、ほかの職種や飼い主と関わることが多く、コミュニケーション能力が高い人が向いています。

どのようなときにコミュニケーション能力が必要なのかみてみましょう。

必要な場面 具体例
飼い主との関わり ・診察前の症状や経過の聞き取り
・治療に関する疑問の有無の確認
・投薬方法の指導
・食事や生活環境の相談への対応
・ペットの死後の精神面でのフォロー
獣医師との関わり ・診察前の情報共有
・経過の報告
・緊急時の状況説明
ほかのスタッフとの関わり ・勤務交代時の申し送り
・予約状況の確認
・業務分担の確認
・クレームやトラブル対応の共有

動物看護師は、動物の緊急時や急変時など慌てている飼い主の精神的なフォローも欠かせません。

獣医師やほかのスタッフと連携が取れていないとミスにつながる恐れもあるため、連携をとることが大切です。

体力がある人

つぎの理由から体力がある人は動物看護師に向いているといえます。

・立ち仕事が多い
・夜間の診療がある
・長時間労働になることがある
・急変時や緊急時に呼び出しがある
・処置や治療のときに動物を抱えたり、抑えたりすることがある

勤務する病院によっては、夜勤と日勤の両方のシフトがあるかもしれません。不規則な生活リズムになることも多く、体力的な負担がかかる場合があります。

体力に自信がある人や、短時間でリフレッシュすることが得意な人は動物看護師にとって有利でしょう。

向上心がある人

動物看護師は、つねに新しい技術や最新の医学の情報をアップデートする必要があるため、向上心がある人が向いています。で

自分が学校や資格をとるために学んだときと、医療技術の進歩により最新の考え方ややり方がことなることがあります。

そのため、最新の情報をアップデートし、知識や技術をみがき続けることが大切です。学ばなくてはいけないこともたくさんあり大変だと感じるかもしれません。しかし、キャリアアップのために、学ぶことによろこびを感じられるとやりがいにもつながります。

動物看護師に向いていない人

動物看護師に向いていない人

動物看護師に向いていない人をつぎの3つに沿って解説します。

・感情的になりやすい人
・体力的な負担に弱い人
・責任感が薄い人

感情的になりやすい人

感情的になりやすい人は動物看護師に向いていないかもしれません。理由をみてみましょう。

・緊急時や急変時の緊迫した場面で冷静に判断できない
・理不尽なクレームやトラブルに落ち着いてに対応できない
・精神的ストレスがコントロールできず、動物にあたってしまう

しかし、人は誰でも感情的になってしまうこともあります。そのようなときにはつぎのような対処法を試してみることをおすすめします。

・緊迫したときこそ深呼吸をこころがける
・アンガーマネジメントの講習を受けてみる
・医療者向けのメンタル講習を受けてみる

感情的になりやすいからといって動物看護師を辞めなくてはいけないわけではありません。ご自身に合う冷静さを保つ方法を探してみてください。

体力的な負担に弱い人

動物看護師は、立ち仕事や長時間労働など体力的負担がかかることが多く、体力的な負担に弱い人は仕事がきつく感じる可能性があります。

体力がないから動物看護師ができないわけではありません。つぎのような体力をつける工夫や疲れをとる工夫をしてみることをおすすめします。

・軽い運動(ウォーキングやヨガなど)をする
・バランスのいい食事をこころがける
・質のいい睡眠をとる
・残業を避ける
・休憩時間をしっかりとる

自分の体力と相談しながら、できることを取り入れてみましょう。

責任感が薄い人

責任感が薄い人が動物看護師に向いていないと言われる理由をみてみましょう。

理由 具体例
動物の命に関わる仕事のため ・小さなミスが命に関わる重大事故につながる
・やるべきことをやらずに状態の変化を見逃す
飼い主との信頼関係が築けないため ・説明をおこたったり、あやまった情報を伝えたりする
・飼い主の気持ちや要望に答えられず、飼い主から信頼されない
チームワークが乱れるため ・ほかのスタッフと連携が取れずチームワークが阻害される
・獣医師の指示を聞き流したり、誤解したりする

動物看護師は、動物の世話に加え、飼い主とのコミュニケーションやチームワークが大切です。責任を持って行動できないと、動物の命に関わる事故を起こす可能性があります。

動物の命を預かる自覚を持ち、責任感を持って行動することが大切です。

動物看護師を辞めたあとのキャリアの選択肢

動物看護師を辞めたあとのキャリアの選択肢をみてみましょう。

キャリアの選択肢 具体例
動物に関する違う資格を取得する ・トリマー

・ペットシッター

・ペットトレーナー

動物業界の別の仕事を探す ・ペットフードの販売

・ペットグッズの販売

・動物に関する商品開発

・動物病院で使用する医療機器メーカー

ほかの施設で働く 動物保護施設で動物や福祉へ貢献

動物看護師を辞めたあとも、ペットや動物に関わる仕事を見つけると、動物看護師としての経験をいかすことができるため、検討してみてください。

まとめ

動物看護師は、長時間労働や急変時の対応などで体力的な負担があります。さらに、動物の死に直面したり、飼い主をはじめほかのスタッフとの関係が難しく、精神的な負担がかかったりすることもあります。そのため、辞めたいと感じるかもしれません。

しかし、動物が元気になるサポートをしたり、飼い主の不安に寄り添えたりしてやりがいのある仕事でもあります。

動物看護師を辞めたいと思ったときは、やりがいや改善できる方法がないか一度ゆっくり考えてみましょう。

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