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ペットシッターの仕事とは?働き方や平均年収、やりがいや資格などを解説

ペットシッターの仕事とは?働き方や平均年収、やりがいや資格などを解説

ペットシッターとは、どのような仕事をする人なのでしょうか?今回はペットシッターの働き方や平均年収、やりがいやおすすめの資格などを解説します。

また、向いている人の特徴もご紹介しますので、ペットシッターになろうか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

ペットシッターとは

ペットシッターとは

ペットシッターは、飼い主の代わりに、自宅を訪問してペットのお世話をするサービスを提供する人のことを指します。ご飯や散歩、トイレなどのペットのお世話全般を管理します。ペットにとって、まったく知らない環境であるペットホテルに預けられるよりも精神的負担が少ないので、近年注目を集めています。

ペットシッターの仕事内容

ペットシッターの仕事内容は以下の通りです。

食事
決められた時間に適切な食事を与え、新鮮な水を用意します。フードの種類や分量など、飼い主が希望に沿うように与えましょう。

散歩
散歩に連れ出して、心身の健康を維持します。散歩で使用するリードや散歩する時間、散歩コースなども、飼い主に従って行います。

遊び
ペットと遊び、心のリフレッシュを促します。なお、例えば飼い主が高齢者でペットを長時間にわたりお世話できない場合、飼い主が在宅で遊びと散歩だけを任されるケースもあります。

排泄の管理
室内でも排泄するペットであれば、ペットシーツの交換や排泄物の処理を行います。飼い主によっては、ペットシーツを敷いているケージの掃除を任される可能性があります。

健康チェック
ペットの体調に異変がないかを確認します。排泄物をはじめ、運動量や歩き方の確認、ペットに元気があるかなど、様々な角度から健康状態を管理します。

部屋の管理
部屋の温度・湿度の調整や換気などを行います。エアコン・加湿器・換気扇などを使い、ペットが過ごしやすいように環境を調整します。

その他
投薬・ブラッシング・しつけ・爪切り・歯磨きなど、飼い主から依頼されたことを行います。

ペットシッターの働き方

ペットシッターの働き方

ペットシッターの働き方についてご紹介します。ペットシッターの働き方は、以下のように企業に勤めるか、独立・開業するかの2択になります。

企業に就職する

ペットシッターの仕事は資格がなくても始められるので、ペットシッター派遣会社へ就職して目指すのが一般的です。派遣会社ではアルバイト・パート・正社員・契約社員として直接雇用されるケースと、登録制で依頼があるときだけ仕事をする業務委託のケースがあり、働き方が選べます。

正社員・契約社員以外での働き方では、出来高制や時給制で雇用されるため、依頼数に応じて収入が変動します。副業として土日だけ働いたり、子供が登園・登校している平日の昼間のスキマ時間を活用して働いたりと、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。

また、資格があると採用されやすくなるだけでなく、専門知識を有していることを証明できるため、飼い主からの信頼も厚くなります。働いて実務を積みながら資格取得を目指すのがおすすめで、資格を取得すればペットホテルやペットショップなどでも使えるので職業選択の幅が広がるでしょう。

開業する

ペットシッターとして独立し、自分で稼ぐという働き方もあります。自分1人で開業すれば、利用料金を自分で自由に設定できるので、企業に勤めて働くよりも大きく稼げることが期待できます。また、フランチャイズに加盟して、大手企業の名前を使って仕事をするという手もあります。

ただし、開業するには第一種動物取扱業者の登録が必要です。第一種動物取扱業を登録申請するには、以下のいずれかの条件を満たしていなければなりません。

・獣医師の資格を取得している
・愛玩動物看護師の資格を取得している
・ペットショップやペットホテルなどでの半年間以上の実務経験または実務経験と同等の1年間以上の飼養経験 + 教育機関での1年間以上の学習
・ペットショップやペットホテルなどでの半年間以上の実務経験または実務経験と同等の1年間以上の飼養経験 + 試験による知識・技術の証明

そのうえで、動物取扱責任者の資格も取得しないと第一種動物取扱業の登録申請ができません。以下で紹介している民間資格を取得すれば、動物取扱責任者として扱われるので、開業したいならどれか1つでも取得しましょう。

ペットシッターにおすすめの資格

もしペットシッターとして独立するのであれば、獣医師や愛玩動物看護師といった国家資格ではなくても、民間でもいいので資格を取得しておくと飼い主から信頼を獲得しやすくなるのでおすすめです。以下では動物取扱責任者の資格も取れる、ペットシッターにおすすめの資格を簡単にご紹介します。

認定ペットシッター

認定ペットシッターとは、一般社団法人 全国ペットシッター協会が運営する資格のことです。ペットの行動学・健康管理・応急処置・お客様対応など、ペットシッターとして必要な幅広い知識を学べることが特徴です。ビジネス教育連盟のペットシッタースクールが実施する「認定ペットシッター養成講座」を受講し、修了試験に合格する必要があります。合格後に全国ペットシッター協会に登録申請・認定されることで資格を取得できます。

ペットシッター士

ペットシッター士とは、NPO法人日本ペットシッター協会が認定する、ペットシッターとして活動するための専門性を示す資格です。日本国内で現在までに10,000人以上の人に取得された実績がある資格で、国が定めた動物取扱業「保管」「訓練」「譲受」の学科資格に指定されています。日本ペットシッター協会が主催する講座を受講し、試験に合格することで資格を取得できます。

愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は、公益社団法人 日本愛玩動物協会が認定している資格で、ペットの飼い主や、ペットに関わる仕事をしたい方のために設けられています。ペットの習性や正しい飼い方、動物関係法令など、ペットに関する幅広い知識を習得し、その知識を活かしてペットの適切な飼育管理を推進するスペシャリストを目指します。愛玩動物飼養管理士の資格を取るには、公益社団法人日本愛玩動物協会が実施する通信教育を受講し、試験に合格する必要があります。

家庭動物管理士

家庭動物管理士とは、ペットの販売や飼育に関する幅広い知識を習得し、動物愛護の精神に基づいた適切なペットの取り扱いを推進するための資格です。一般社団法人 全国ペット協会が認定していて、協会が実施する試験に合格することで資格を取得できます。試験内容は動物の生理学・動物の行動学・動物に関する法令・衛生管理・販売に関する知識など、多岐にわたります。

JKC愛犬飼育管理士

JKC愛犬飼育管理士とは、一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)が認定する資格で、犬の飼い主としての責任ある行動を促し、犬と人とのより良い共生社会の実現を目指して設立されました。JKCが主催する講習会を受講し、筆記試験に合格することで資格を取得できます。講習会では犬の生理学・行動学・法規・衛生管理など、犬の飼育に関する幅広い知識を学ぶことができます。

動物看護師として働く選択肢もある

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ペットシッターと同様に、動物看護師も資格なしで動物病院などで働けます。動物看護師になれば、ペットシッターよりも毎日多くの動物と触れ合える点が大きなメリットです。

ペットシッターを目指していたけど、途中で進路変更して動物看護師になるという選択肢もあります。ペットシッターの資格で得た知識や技術は、動物看護師の仕事でも充分に役立ちますので、ぜひ検討してみましょう。

ペットシッターの平均年収

正社員や契約社員として働く場合、ボーナスを除いた平均年収は200〜300万円が目安となります。アルバイトやパートとして雇用される場合の時給は、1,000〜1,700円と開きがあります。ペットシッターは技術力や経験、ノウハウが重視されるので、飲食店や販売といった一般的な職業のアルバイトより時給が高めに設定されていることが多いです。

開業した場合は報酬の設定額によりますが、交通費など必要経費を含めた年収は360万円から600万円くらいが多いようです。ただし、どんな種類のペットに対応しているか、どのくらいの時間働くか、繫忙期・閑散期など様々な要因で収入は変動するので、一概に上記の年収になるとは言い切れません。収入を上げたり安定させたりするには、ニーズに対応できるようにメニューを増やし、リピーターを確保することが大切です。

ペットシッターのやりがい

ペットシッターという仕事の魅力は、どんな点にあるのでしょうか?ペットシッターのやりがいはたくさんありますが、以下ではその一例を解説します。

ペットの幸せに貢献できる

ペットの幸せに貢献できることは、ペットシッターの仕事の大きな魅力です。例えば、普段運動不足になりがちな室内犬を散歩に連れて行ったり、ペットとたくさん遊んであげたりすることで、シッター自身はもちろんペットたちも充分に癒やされるでしょう。ペットが元気に過ごしている姿を見るたびに、自分の仕事がペットの幸せに繋がっていることを実感し、やりがいを感じます。

飼い主の力になれる

ペットシッターを依頼する飼い主は、本当は自分でペットのお世話をしたいものの、何らかの理由でできないという事情を抱えています。旅行・出張・入院など様々な事情がありますが、飼い主の力になれるということもペットシッターのやりがいに挙げられます。困っている飼い主の役に立っているという実感は、ペットシッターの仕事を通じてこそ味わえる喜びと言えるでしょう。

飼い主からの感謝の言葉

飼い主との信頼関係を築き、感謝の言葉をいただくことも、大きなやりがいです。旅行や出張などで家を空ける飼い主の代わりに、大切な家族の一員であるペットの世話を任されることは、大きな責任が伴います。ですが、飼い主からの大きな信頼を得ている証でもあります。無事にペットを飼い主に引き渡せたとき、安堵した表情や感謝の言葉をいただけると、ペットシッターの仕事をしていて本当に良かったと感じられるでしょう。

ペットシッターに向いている人の特徴

ペットシッターに向いている人の特徴

ペットシッターに向いている人の特徴をご紹介します。以下の特徴に当てはまる人であれば、ペットシッターを目指してみることをおすすめします。

動物も人も好きな人

動物を心から愛し、その行動や気持ちを理解しようとする姿勢が不可欠です。犬や猫だけでなく、様々な種類ごとの動物の性格や習性に合わせて愛を持った接し方ができる人が、ペットシッターに適しています。また、飼い主とのコミュニケーションは、信頼関係を築く上で必要不可欠です。ペットの健康状態や行動、飼い主の要望などをしっかりと聞き取り、的確に伝える能力が求められます。人と話すことが好きで、コミュニケーションをたくさん取れる人は、ペットシッターに向いていると言えるでしょう。

信頼される人柄がある人

ペットシッターは、飼い主の大切な家族であるペットだけでなく、自宅の鍵も管理するという大きな責任を託されます。飼い主は「プライバシーが侵害されるのではないか」「自宅にあるものが盗られるのではないか」と多くの不安を抱えているうえで依頼しているので、信頼関係を築ける人に向いています。ペットシッターは飼い主との信頼関係がないと仕事が成り立たないため、明るくて元気があったり、朗らかで優しい人柄で接しましょう。

責任感が強い人

飼い主はまず第一に、愛するペットを安心して預けることができるかどうかでペットシッターを選びます。そのため、ペットシッターには強い責任感が求められます。「フード以外のものを誤飲していないか」「散歩中に事故に巻き込まれないか」「体調に異変がなく元気そうか」など、ペットを預かっている間にたくさんの事柄に注意しなければなりません。預かったペットの健康や安全を第一に考え、飼い主との約束をしっかりと守り、誠実に仕事に取り組める人が向いています。

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