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ペット(老犬)介護士の主な仕事5つ!おすすめの資格と求人を紹介

ペット(老犬)介護士の主な仕事5つ!おすすめの資格と求人を紹介

「ペット(老犬)介護士の仕事を知りたい」
「ペット介護士の仕事におすすめな資格はあるの?」

ペット介護士の仕事に興味があり、仕事内容や必要な資格などを知りたいとお考えではありませんか

ペット介護士の仕事は、高齢のペットが快適な生活を送るためにサポートする仕事です。

本記事では、ペット介護士の仕事内容やおすすめの資格などを詳しく説明します。ペット介護士の仕事に興味がある方の疑問が解決されれば幸いです。

ペット(老犬)介護士の主な仕事内容5つ

ペット(老犬)介護士の主な仕事内容5つ

ペット介護士の主な仕事内容は次の通りです。

  • 食事介助
  • 排泄介助
  • 健康管理
  • リハビリテーション
  • 飼い主様へのサポート

それぞれ詳しくみてみましょう。

食事介助

ペット介護士の主な仕事のひとつが食事介助です。高齢の動物は「食欲の低下」「飲み込む力の低下」「噛む力のおとろえ」などが原因で、食事をうまく取れなくなるケースがあります。

このようなペットが、食事を取りやすいようサポートするのが食事介助です。

例えば、ペットの体調や全身の状態に応じて、えさの種類や形状を工夫します。誤嚥を防ぐために食べる姿勢や食べる速度にも注意しましょう。

「食事量」「食欲」「食べるスピード」などを観察し、異変時には飼い主様や獣医師へ報告し、適切に対応します。

食欲が低下したときには、介護用のえさを提案したり、形状を工夫したりしながら食べられるよう工夫します。

食事の時間を安心して過ごせるよう優しく声をかけ、落ち着いた環境を整えることも大切です。

排泄介助

排泄介助もペット介護士の重要な仕事のひとつです。ペットが高齢になると、自力での排泄が難しくなったり、トイレの場所がわからなくなったりなど、排泄に関するさまざまなトラブルを抱えるケースも少なくありません。

自力で歩けるペットには、排泄のタイミングをねらってトイレまで誘導します。認知機能が低下していると排泄する場所を見失うリスクもあるため、トイレの場所をわかりやすくしたり、失敗してもしからないような関わりが不可欠です。

寝たきりや歩行が難しい場合には、ペット用のオムツが必要になることもあるでしょう。定期的にオムツを交換し、皮膚のトラブルを防ぎます。

排泄の状況は、高齢のペットの健康状態を知る手がかりです。「尿や便の色」「におい」「回数」「状態」を観察し、普段と違う場合には受診を勧めるのもペット介護士の仕事です。

排泄のサポートは、ペットの気持ちに寄り添い、恥ずかしさや不安を感じさせないよう優しく、ていねいな対応が求められます。

健康管理

ペット介護士の仕事に健康管理があります。高齢のペットは体力や免疫力の低下などから病気やけがをしやすくなるためです。

健康管理の具体例をみてみましょう。

  • 体温や呼吸状態の確認
  • 皮膚や被毛のチェック
  • 表情や仕草の観察
  • 食欲の有無の確認
  • 排泄状況のチェック

観察を通し、普段と違う様子がないか把握します。異常があるときは、飼い主様や獣医師へ報告し、すみやかに対応します。高齢のペットは、体力や免疫力が低下しているケースも多く、小さな変化から大きな病気やけがにつながる恐れもあり、注意が必要です。

薬を服用している場合には、投薬の援助もします。散歩のときには、歩き方や歩く速度もいつもと変化がないか観察します。定期的なワクチンや、のみ・ダニ予防などの予防ケアも健康管理では重要です。

ペット介護士は、健康管理をおこない、高齢のペットが快適な生活を送れるようサポートします。

リハビリテーション

リハビリテーションは、高齢なペットが体の機能を維持・回復させるために重要です。高齢になると、病気やけがなどで体の機能が衰えるリスクがあるからです。

獣医師やリハビリテーション専門のスタッフのもと、軽いストレッチや歩行の補助をします。高齢のペットの様子を観察しながら無理のない範囲で実施するのがポイントです。

リハビリテーションは毎日継続することで効果がみられる場合も多く、継続的な支援が求められます。

飼い主様へのサポート

ペット介護士の仕事は、高齢のペットだけでなく飼い主様へのサポートも大切です。高齢や病気を抱えるペットを持つ飼い主様は「何をしてあげるのか1番いいのか」「今の状況で快適に過ごせているか」など、さまざまな不安や悩みを抱えています。

ペット介護士は、日々のケアで感じたことや気づいたことを飼い主様にこまめに伝えます。例えば「食欲が出てきた」「排便があった」などです。ペットの状態を把握できるため、飼い主様の安心につながります。

「食事を食べないけどどうしたらいい?」「徘徊の対策はあるの?」などという質問にアドバイスすることもあるでしょう。医療行為や診断に関しては獣医師へつなぐ判断も必要です。

高齢のペットの急激な体調変化や看取りの時期など、飼い主様の精神的負担が増えるときには、飼い主様に寄り添う精神的サポートもペット介護士の役割です。

ペット介護士におすすめの資格

ペット介護士におすすめの資格

ペット介護士に必須の資格はありません。しかし資格があると、スキルや知識の証明に役立ちます。おすすめの資格は次の通りです。

  • ペット介護士/動物介護士
  • 愛玩動物飼養管理士
  • 愛玩動物看護師

それぞれ解説します。

ペット介護士/動物介護士

ペット介護士(動物介護士)は、高齢や病気で次のような介護が必要なペットのケアに特化した民間の資格です。

  • 食事や排泄
  • 体位交換
  • 認知症ケア
  • 看取り

「動物の体の仕組み」「老化による変化」「介護の基本的な技術」「ペットの気持ちに寄り添うメンタルケア」「飼い主様への対応」など、介護の現場で役立つ知識やスキルが習得できます。

通信講座で取得でき、仕事や育児をしながらでも学習を進められるようなカリキュラムも多いのが特徴です。数ヶ月程度で取れることが多く、未経験からペット業界に入る場合でも取得しやすいでしょう。

愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は、ペットの適正な飼育や動物愛護、しつけ、衛生管理、法律知識などに関する民間の資格です。ペットの介護に限らず、次のような項目の知識を深められます。

  • ペットの心理
  • 行動学
  • しつけ
  • 繁殖
  • 災害対策
  • 動物の病気の予防
  • 動物関連の法令

ペットの介護だけでなく、動物全般の理解を深めたい方や、動物の福祉に興味がある方に役立つ知識が身につきます。

基本的には通信講座での学習になりますが、定期的なオンライン講座の受講も必須です。

愛玩動物看護師

愛玩動物看護師は、獣医師と連携しながら診療の補助や動物のケアをおこなう国家資格です。医療行為の一部が獣医師の指示のもと認められています。

動物全般の健康管理や治療などについて専門的な知識が身につきます。高齢のペットと関わる際に、動物全般の健康管理や医療に関する知識があるのは強みです。

一般的に資格取得には、大学や専門学校などで3年以上の専門教育を受けたのち国家試験に合格しなくてはいけません。

資格取得までの道のりは長いですが、動物医療に関する知識は動物業界で別の仕事をするときにも役立ちます。

あなたのキャリアプランとあわせて考えてみてください。

ペット介護士に求められるスキル

ペット介護士に求められるスキル

ペット介護士に求められるスキルをみてみましょう。

  • 観察力
  • 体力
  • コミュニケーション力
  • 冷静な判断力

それぞれ説明します。

観察力

ペットは言葉で「痛い」「苦しい」など体調不良や異変を伝えることができません。そのため「声」「表情」「仕草」などから変化に気づく観察力が必要です。

「食欲が落ちている」「声のトーンが違う」「いつもより長く寝ている」など少しの変化でも大きな病気が隠れている恐れがあります。小さな変化に気づき、異常があるときには獣医師や飼い主様とすみやかに連携をとり、適切な対処をします。

毎日動物たちと向き合い、小さな変化を見逃さないよう意識するのが観察力を養うために欠かせません。

体力

体力があるとペット介護士をするのに有利でしょう。大型犬や寝たきりの高齢ペットの介護は、身体的な負担がかかるからです。

長時間の立ち仕事や、動物を抱えあげたり支えたりする動作も体力を使う要因です。歩行が難しい犬の散歩の介助や、抱きかかえてトイレまでの移動など、ペット介護の仕事では体力を使う場面が多くあります。

日頃から自分自身の健康管理を心がけましょう。

コミュニケーション力

ペット介護士にとって、動物だけでなく、飼い主様や獣医師などとのコミュニケーション力も欠かせないスキルです。

介護の現場では、動物のケアに関する情報共有や、飼い主様の不安を和らげるための対応が必要な場面があります。

まず、飼い主様に対しペットの状態をわかりやすく正確に伝えることが大切です。「今日は元気がある」「歩くペースが落ちている」など具体的に報告すると飼い主様の安心につながります。

「ちゃんとみてくれている」「相談しやすい」と思ってもらえるような対応は、飼い主様との信頼関係を築く上でも役立ちます。

獣医師や他のスタッフとのコミュニケーション力も大事なスキルです。ペットの状態や日々の状況を正確に伝えられると、診察や治療がスムーズに進みます。

冷静な判断力

ペット介護士には冷静な判断力が求められます。体調が急変したり、緊急事態に遭遇したりしたときには、落ち着いた行動が大切です。

ペットの異変に気づいた段階で「いつ」「どのような症状が出たか」「どう変化しているか」などの把握をします。

焦って行動してしまうと、判断をあやまったり、ペットにさらに負担を与えたりする恐れがあります。緊急時こそ深呼吸し、落ち着いて行動しましょう。

ペット介護士の待遇や給料

ペット介護士の待遇や給料

ペット介護士の求人をみると、年収約150万〜200万円での募集が多くあります。令和5年度の国税庁の調査によると、国民の平均年収(正社員)は460万円とされているため、ペット介護士は平均年収より低い傾向があります。

しかし「働く地域」「勤務場所」「資格の有無」などにより、給料は異なるため、詳しくは求人情報を確認してみましょう。

ペット介護士は動物に触れ合え、介護が必要なペットのサポートができるやりがいのある仕事です。自分のやりたいことができる環境かどうかを合わせて職場を探してみることをおすすめします。

参考:令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁
参考:動物介護士になるには?仕事内容や役立つ資格、給料を解説

ペット介護士の求人の探し方

ペット介護士の求人の探し方は次の通りです。

  • 動物専門の求人サイト
  • ペット介護施設のホームページ
  • 動物病院やペット関連の学校での紹介
  • SNS

ペット介護士の求人は、地域密着型の施設や小規模な老犬ホームが多く、一般的な求人サイトでは見つかりにくいかもしれません。

いくつかの手段を併用して、職場の理念や雰囲気をもとに自分にあった施設を探してみてください。

まとめ

ペット介護士は、高齢や病気で介護が必要な動物に寄り添い「食事や排泄の介助」「健康管理」「リハビリテーション」「飼い主様へのサポート」などをおこなう専門職です。

資格がなくても仕事につくことは可能ですが、資格があるとスキルや知識の証明になるため資格の取得を検討するのをおすすめします。

ペット介護士は、観察力や体力が不可欠です。さらにコミュニケーション力や冷静な判断力も求められます。

介護に関する専門的な知識やスキルを習得し、高齢のペットと飼い主様が快適に過ごせるようサポートしましょう。

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