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老犬ホームの仕事内容6つ!老犬ホームの求人の探し方や役立つスキル

老犬ホームの仕事内容6つ!老犬ホームの求人の探し方や役立つスキル

「老犬ホームの仕事内容って何?」
「老犬ホームに役立つスキルはあるの?」

老犬ホームの仕事内容や必要なスキルなど知りたいとお考えではありませんか。

本記事では、老犬ホームの仕事内容や役立つスキルをはじめ、求人の探し方など老犬ホームに興味がある方に役立つ情報を詳しく解説します。

老犬ホームの仕事について知りたい方の疑問解決につながれば幸いです。

老犬ホームの仕事内容6つ

老犬ホームの仕事内容6つ

老犬ホームの仕事内容6つは次の通りです。

  • グルーミング・トリミング
  • 健康管理
  • 老犬のメンタルケア
  • 飼い主様への対応
  • 看取り・終末期ケア
  • 記録・施設の管理

それぞれみてみましょう。

グルーミング・トリミング

老犬ホームの仕事内容のひとつが、グルーミング・トリミングです。グルーミングやトリミングは、老犬が全身を清潔に保ち、快適な生活を送るために欠かせません。

具体的な内容は以下の通りです。

  • ブラッシング
  • 毛のカット
  • シャンプー
  • 爪切り
  • 耳掃除

グルーミング・トリミングを通し、被毛や皮膚のチェックをします。高齢になると、皮膚が乾燥しやすく、トラブルが生じやすいため定期的なケアが求められます。

耳掃除や爪切りも重要なケアです。耳の汚れや異常を早期に発見したり、爪が伸びすぎて歩行に影響が出たりするのを防ぎます。

グルーミング・トリミングをする際には、老犬の体調や関節の状態などに配慮し、負担がかからないよう姿勢や作業にかかる時間を工夫します。

全身を清潔に保つだけではなく、異常の早期発見にも効果的です。さらに、スキンシップの時間になるため、優しい声かけや環境を整えるのも大切です。

老犬ホームでは、グルーミング・トリミングを通し、老犬が安心して暮らせる環境を提供します。

健康管理

老犬ホームでは、老犬が安全かつ快適に過ごすために健康管理をします。老犬は若い犬と比べ、一般的に健康トラブルが起こりやすく、健康管理は不可欠です。

具体的な健康管理の業務をみてみましょう。

  • 体調チェック(食欲・排泄・体温)
  • 歩行状態の観察
  • 体重測定
  • 皮膚や被毛の状態を確認
  • 投薬の補助
  • 医療機関との連携(通院サポート)
  • 痛みや苦しみを和らげるケア

投薬が必要な場合、薬の効果や副作用の観察もおこないます。異常時には獣医師と連携もします。

食事や歩行など特別なケアが必要な場合には、それぞれの老犬の状態にあわせた対応が大切です。老犬が安心して生活できるよう日々の健康管理や異常の早期発見に努めます。

老犬のメンタルケア

家族から離れ、環境が変わる老犬は不安やストレスを感じやすくなるため、老犬ホームでは老犬のメンタルケアも重要な業務のひとつです。

老犬のメンタルケアの具体例は次の通りです。

  • 声掛け
  • なでる
  • マッサージ
  • 遊びや散歩での気分転換

声をかけたり、老犬をなでたりしてスキンシップをはかると緊張が和らいだり、安心感を与えられたりします。

犬同士がコミュニケーション取れるような環境や落ち着ける環境を整えるのも効果的です。

もともと好きだったおもちゃや、家で使っていたものを置くなど、環境の工夫も不安やストレスを軽減させるためにいいでしょう。メンタルケアは、老犬が心穏やかに過ごすために不可欠です。

飼い主様への対応

老犬ホームでは、飼い主様への対応もおもな業務のひとつです。老犬を預ける飼い主様は「最期までしっかり面倒をみてあげてほしい」「本当は一緒に過ごしたいけど、自宅での介護が難しくなった」などさまざまな思いを抱えてます。

施設に預けたことで「愛犬に寂しい思いをさせているのではないか」「きちんとケアしてもらえているのだろうか」など、罪悪感や不安を感じる飼い主様もいます。

そのため、飼い主様からの相談や問い合わせに対応したり、お預かりしている老犬の健康状態や近況を報告したりなど、丁寧な対応が必要です。

老犬の状態や施設がおこなっているサポートの内容をできる限りこまめに伝えるのは、飼い主様との信頼関係を築くためにも役立ちます。

飼い主様への対応を通し「ここに預けて良かった」「最期まで安心して過ごせた」と思ってもらえるような飼い主様の精神的なサポートも、老犬ホームの大切な役割です。

看取り・終末期ケア

老犬ホームでは、老犬が穏やかに最期を迎えられるよう看取り・終末期のケアもします。

終末期には、食欲が落ちたり、歩行が困難になったりするケースも少なくありません。食事が取れないときは、食事の形態や内容を変えるなど栄養補給の工夫をします。寝たきりになった場合には※褥瘡(じょくそう)を防ぐために、こまめに体の向きを変えます。

※褥瘡:長時間同じ姿勢でいたため、その部分の皮膚が圧迫され壊死した状態

痛みや苦しみが少なくなるよう獣医師と連携し、薬や治療のサポートも欠かせません。老犬が安心して最期を迎えられるよう飼い主様との面会の調整やスキンシップも大切です。

老犬が最期を迎えるときには、飼い主様の話を傾聴したり、どのように過ごしたいか確認したりなど、老犬だけでなく飼い主様の心のケアもします。

看取り・終末期ケアを通し、老犬が穏やかに最期を迎えられるよう支援するのも老犬ホームの仕事です。

記録・施設の管理

日々のケアの内容や健康状態などの記録や、施設の管理も老犬ホームの業務のひとつです。具体例をみてみましょう。

  • 日々の体調や行動の記録
  • 食事量・排泄・健康状態のチェックリスト管理
  • 獣医への報告・内容の記録
  • 飼い主様とのやりとりの記録
  • 室内・運動場の清掃
  • 老犬がリラックスできる環境づくり
  • 老犬同士のトラブル防止(相性の管理)

記録や施設の管理は、老犬たちが安全で快適に過ごせる環境を作るために大切な業務です。

老犬ホームの求人の探し方

老犬ホームの求人の探し方

老犬ホームの求人を探す場合には、施設ごとの方針や特徴を理解し、自分にあった環境を見極めましょう。

老犬ホームの運営方針やこだわりは「食事」「環境」「ケア内容」に大きく影響があります。例えば、食事です。自然食や無添加フードにこだわりがある施設もあれば、治療食に力を入れている施設もあります。

施設の環境については、広いドッグランや個室のスペースを確保している施設や、家庭的な雰囲気を大切にしている施設など、施設の方針により違いがあります。

医療的ケアに力を入れているのか、精神的な安らぎに力を入れているのかなど、それぞれの老犬ホームによって異なるため確認してみてください。

実際の老犬ホームの求人の探し方は次の通りです。

  • 求人サイト
  • 老犬ホームのホームページ
  • 動物病院やペットショップからの紹
  • SNSやオンラインコミュニティ

老犬ホームの求人を探すときには、条件面だけを確認するのではなく、施設の理念やこだわりに共感できるか見極めるのをおすすめします。

「どのようなケアを大切にしているか」「自分が理想とする考え方とあっているか」などを事前に確認することでミスマッチのリスクを減らせます。

自分の考えにあった老犬ホームをみつけると、老犬の穏やかな老後を支えるやりがいを感じやすくなるでしょう。

老犬ホームで働くためにあると役立つスキル

老犬ホームで働くためにあると役立つスキル

老犬ホームで働くためにあると役立つスキルを解説します。

  • 介護の知識
  • 健康管理の知識
  • コミュニケーションスキル
  • トリミング・グルーミングのスキル

それぞれみてみましょう。

介護の知識

老犬ホームで働くときに介護の知識は役立ちます。老犬は若い犬に比べて体力が低下していたり、健康面の問題があったりするからです。 介護に関する知識の具体例を見てみましょう。

  • 安楽な体位の調整
  • トイレやオムツのケア
  • 食事・水分補給の補助
  • 体調に合わせた食事の用意と介助
  • 散歩時のサポート
  • リハビリの補助
  • 簡単なストレッチやマッサージ
  • 補助器具(介護ハーネスや車椅子など)の使用方法

老犬の中には、認知機能が低下して夜泣きや徘徊をするケースもあります。環境を整えたり、精神的な安静をはかったりなど認知症の症状に対処するスキルも有効です。

介護の知識があると、老犬の身体的・精神的な負担を減らし、快適な生活を送るためのサポートがしやすくなるのがメリットです。

老犬の状態に応じた介護スキルを習得すると、現場での対応力が上がり、より充実したケアにつながります。

健康管理の知識

老犬ホームで働くには、老犬の健康管理の知識も必要です。高齢になると、体力や免疫力が低下し、病気やけがのリスクが増加します。

次のように老犬の健康状態を把握し、異常の早期発見や適切な対応が必要です。

  • 体温・脈拍・呼吸数・皮膚の状態を観察
  • 食欲低下の有無
  • 排泄時の異常の有無
  • 歩行状態や行動の観察
  • 処方された薬の投与補助

老犬の仕草や行動など言葉ではないコミュニケーションを通し、健康状態を把握します。体調の変化や異常の有無に気づきやすくなるため、健康管理の知識の習得はおすすめです。

コミュニケーションスキル

老犬ホームで働くときにコミュニケーションスキルは重要です。老犬と関わるときに、声や表情などを観察し、感情や体調を読み取らなくてはいけません。

老犬が警戒しているときや不安を抱いているときには、無理に近づかず落ち着いた声で話しかけたり、優しくなでたりなどコミュニケーションスキルが求められます。

さらに、飼い主様や獣医師などとのコミュニケーションも大切です。コミュニケーションスキルが必要な具体例は次の通りです。

  • 飼い主様への報告・相談
  • 飼い主からの相談や不安に対応
  • 獣医やスタッフとの連携
  • クレームやトラブルの対応

コミュニケーション不足は、飼い主様が「ちゃんと面倒見てもらえてない」と不信感を与える原因につながります。

老犬ホームで働く際には「老犬」「飼い主様」「獣医師」などさまざまな対象とコミュニケーションをとるため、コミュニケーションスキルが求められます。

トリミング・グルーミングのスキル

トリミング・グルーミングのスキルも老犬ホームで働くには重要です。

老犬は若い犬と比べ、被毛や皮膚がデリケートになっている場合があり、適切なケアをしないと皮膚トラブルや健康状態の悪化の原因になる恐れがあります。

トリミングやグルーミングは、全身を清潔に保つためだけでなく、健康を維持するためにも効果的です。リラックスやスキンシップの時間にもなるため、環境を整えたり、優しく声かけをしながらおこなうと精神的な安定にもつながります。

トリミングやグルーミングのスキルがあると、老犬が快適に過ごせるサポートができ、老犬との信頼関係を築くのにも役立つでしょう。

老犬ホームの仕事に役立つ資格

老犬ホームの仕事に役立つ資格

老犬ホームで働くのに必須の資格はありません。しかし、専門的な知識やスキルがあると質の高いケアを提供できるため、次のような資格取得を検討するのをおすすめします。

資格 資格の種類 内容
動物介護士 民間資格 動物の介護のための知識やスキル
トリマー 民間資格 トリミングやグルーミングの知識やスキル
愛玩動物看護師 国家資格 動物全般の健康管理に関する知識やスキル

資格取得は、専門的なスキルや知識の証明となり、飼い主様から信頼を得るために役立ちます。

まとめ

老犬ホームのおもな仕事内容は「グルーミング・トリミング」「健康管理」「老犬のメンタルケア」「飼い主様の対応」「看取り・終末期ケア」「記録・施設の管理」です。

老犬が安心して穏やかに最期を過ごせるよう、それぞれの老犬にあった対応が求められます。

老犬ホームで働くのに必須の資格はありませんが、専門的なスキルがあるとより高いケアがおこなえるためおすすめです。

老犬ホームの求人を探すときには、施設ごとの理念や特徴を理解し、自分にあった環境かどうかを判断しましょう。

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