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老犬介護士のおもな9つの仕事内容!老犬の介護の資格や求人の探し方

老犬介護士のおもな9つの仕事内容!老犬の介護の資格や求人の探し方

「老犬介護士はどのような仕事?」
「老犬に関わるのに資格は必要?」

老犬介護士の仕事に興味があるものの、仕事内容や資格についてよくわからず悩まれていませんか。

老犬介護士は、高齢になった犬が快適に生活を送れるよう食事や排泄など、さまざまなサポートをする仕事です。

本記事では、老犬介護士の仕事内容や老犬の介護に役立つ資格などを詳しく解説します。老犬介護士の仕事に興味がある方の疑問の解決につながれば幸いです。

老犬介護士とは

老犬介護士とは

老犬介護士は、老犬が快適に生活を送るために介護や生活のサポートをする専門家です。老犬は「体力低下」「病気やけが」「認知機能の低下」など健康上の問題を抱えるリスクがあります。

散歩のサポートや、食事の介助など生活のサポートをすることで老犬が暮らしやすいよう援助するのが老犬介護士の役割です。

飼い主様に対しても、介護や生活のアドバイスや情報提供をして、安心して暮らせるよう支援します。

老犬介護士として働くためには、老犬に関する専門的な知識やスキルが必要です。スキルや知識を証明するために資格をとったり、専門的な研修を受けたりすることが一般的です。

老犬介護士の仕事内容

老犬介護士の仕事内容

老犬介護士の仕事内容を説明します。

  • ・食事の補助
  • ・排泄ケア
  • ・健康チェック
  • ・リハビリテーションの補助
  • ・散歩のサポート
  • ・清潔を保つためのケア
  • ・認知症ケア
  • ・環境整備
  • ・飼い主様へのアドバイス

それぞれみていきましょう。

食事の補助

食事の補助は、老犬介護士のおもな仕事のひとつです。高齢になると、噛む力や飲み込む力が弱くなり、食事をとることが難しくなるリスクがあります。

食べ物を食べやすい形にしたり、消化しやすい食材を選んだりなど、老犬に適した食事を提供することが求められます。

食事中の食べる動作や、食欲の変化を観察することも重要な仕事です。食事の拒否や、食べる量が減るときは、早めに病院を受診するよう促します。

排泄ケア

老犬介護士は、オムツ交換やトイレの誘導をして老犬が快適に排泄できるようサポートします。

老犬の排泄リズムを把握し、適切にトイレ誘導したり、オムツ交換したりすると清潔が保たれ、飼い主様の負担の軽減も期待できます。

排泄物の色や形状などのチェックも大切な仕事です。排泄物の状態から、老犬の健康状態を観察し、異常がある場合には受診を促します。

健康チェック

老犬介護士は、日々の健康チェックを通して老犬の健康管理をします。具体例は次の通りです。

  • ・体温チェック
  • ・毛並みの観察
  • ・食欲の有無
  • ・仕草や声の状態
  • ・排泄状況の確認
  • ・皮膚の炎症・乾燥・腫れなどがないか観察
  • ・動物の行動や動きにいつもと違いがないか確認

いつもと様子が違う場合や体調に異変がある場合には、飼い主様へ報告し、獣医師と連携する必要があります。日頃の老犬の状態を注意深く観察し、異常の早期発見に務めるのも老犬介護士の重要な仕事です。

リハビリテーションの補助

老犬介護士は、獣医師やリハビリの専門家の指示に沿ったリハビリテーションをおこないます。老犬にとってリハビリテーションは、筋力を維持したり、運動の機能を改善したりするために重要です。

それぞれの老犬の運動能力に合わせたトレーニングを実施します。必要に応じてサポートするための補助器具の使用を検討します。

過度な運動は老犬にとって負担になるため、個々の状態を見極めて、それぞれの能力に合わせたペースや内容でおこなうことが大切です。

老犬介護士は、老犬が快適な生活を送れるようできる限り体力を維持するためのサポートをします。

散歩のサポート

犬の散歩は、運動だけでなく、気分転換やストレス軽減につながる大切な日課です。しかし、老犬になると若いころに比べ長時間歩くことが難しくなるケースが多くなります。

老犬介護士は、老犬の状態に合わせた散歩のサポートをおこないます。例えば、散歩のルートの検討です。階段や急な坂道をさけたり、歩きやすい道を選んだりすると、足腰への負担が軽減できます。その結果、安全に散歩が楽しめるようになるでしょう。

天気や気温への注意も必要です。夏は熱中症のリスクが高まるため、早朝や夕方以降に散歩をします。寒い季節には、防寒対策をおこないなるべく暖かい日中に散歩をします。老犬の負担にならないような工夫が不可欠です。

歩行が難しい場合には、車椅子や補助器具の使用を検討します。老犬ができる限り散歩を楽しむためのサポートが大切です。

清潔を保つためのケア

老犬の健康を保つために、定期的な清潔ケアは不可欠です。そのため、老犬介護士は次のような清潔ケアをおこないます。

  • ・入浴
  • ・ブラッシング
  • ・耳やつめのケア

ブラッシングは、抜け毛を取り除くだけではなく、皮膚の異常を発見するためにも役立ちます。入浴は、老犬にとっては体力的な負担になることもあるため、短時間で済ませたり、ドライシャンプーを使ったりなど個々に合わせた方法を考えることが大切です。

清潔ケアは、全身の清潔を保ち、からだの異常を発見するためにも役立ちます。

認知症ケア

老犬は、認知機能が低下し認知症を発症するリスクがあるため、認知症に対するケアも老犬介護士の重要な仕事のひとつです。

老犬介護士は、次のような認知症の症状に対してケアをおこないます。

  • ・徘徊
  • ・昼夜逆転
  • ・排泄の失敗
  • ・頻繁なほえ

動物介護士は、昼間に適度な運動を取り入れ、夜落ち着いて過ごせるよう環境を作り、昼夜逆転を防ぐために支援します。

決まった時間に食事をとったり、散歩をしたりすることで生活リズムを一定に保つためのサポートも大切です。

認知症の老犬の混乱を防ぐため、家具の配置を変えず、安心できる場所を作ります。

不安を感じて吠え続けている老犬に優しく声をかけたり、老犬が安心できるおもちゃをそばに置いたりなど安心感を与えるためのサポートも考えます。

環境整備

老犬介護士は、老犬が快適に日常生活を送れるよう環境を整えます。老犬は、視力の低下や体力のおとろえなどから、今まで問題なく生活できていた場所でも危険や不自由を感じやすくなるからです。

具体的な環境整備の例をみてみましょう。

  • ・段差を取り除く
  • ・滑りやすい床にカーペットをしく
  • ・ベットやソファの高さを調整する
  • ・老犬の状態にあわせた寝床を準備する

体力の衰えや、視力の低下など老化による身体の変化がある老犬が、より快適な生活を送れるよう環境を整えることは大切です。

飼い主様へのアドバイス

老犬介護士は、老犬のケアだけでなく、飼い主様へのアドバイスやサポートもおこないます。老犬の介護が負担になる可能性があるため、次のような介護の負担を軽減するためのアドバイスや精神的なサポートをします。

  • ・食事の内容や形態
  • ・排泄の仕方(オムツやトイレ誘導など)
  • ・健康チェックの方法
  • ・介護用品の紹介や提案

老犬介護士にとって、飼い主様の悩みや不安を聞くことも大切な仕事のひとつです。飼い主様が不安に感じることを理解し、的確なアドバイスをしたり、獣医師や施設など適切な場所を紹介したりします。

老犬介護士は、老犬が快適な生活を送れるよう支援するとともに、飼い主様の不安や悩みを軽減するサポートもします。

老犬の介護ができるおもな職種

老犬の介護ができるおもな職種

老犬の介護ができるおもな職種は次の通りです。

  • ・老犬介護士
  • ・動物介護士(ペット介護士)
  • ・ペットシッター
  • ・老犬ホームスタッフ
  • ・動物看護師

それぞれご覧ください。

老犬介護士

老犬介護士は、老犬に特化した介護スキルを持つ専門職です。具体的な仕事をみてみましょう。

  • ・食事のサポート
  • ・排泄のケア
  • ・清潔を保つためのケア
  • ・健康管理

老犬になると、足腰が衰えたり、視力や聴力が低下したりなど、健康の問題が生じるリスクが高くなります。さらに、認知機能の低下による混乱や認知症など精神的な問題も出ることがあるでしょう。

老犬介護士は、このような問題を抱えた老犬がより快適な生活を送れるようサポートします。それと同時に、飼い主様の介護の負担を軽減するためのアドバイスや助言もします。

老犬介護士は、老犬に特化した専門的な知識やスキルが求められる仕事です。

動物介護士(ペット介護士)

動物介護士(ペット介護士)は、老犬に限らず、幅広い動物の介護をする専門職です。老犬介護士が犬の介護に特化しているのに対し、動物介護士は「犬」「ねこ」「うさぎ」「小動物」などさまざまな動物の介護に関する知識やスキルが求められます。

それぞれの動物の種類による特性を理解したうえで、介護が必要な動物が快適な生活を送れるようサポートするのが動物介護士の仕事です。

おもな仕事内容は次の通りです。

  • ・食事の介助
  • ・排泄のサポート
  • ・健康チェック
  • ・清潔を保つためのケア

動物病院やペットホテルをはじめ、自宅での介護などさまざまな施設で活躍できるでしょう。

ペットシッター

ペットシッターは、飼い主様が外出しているときに自宅でペットの世話をします。なかには老犬に特化したペットシッターもおり、老犬に関する知識やスキルを持っています。

老犬は、環境の変化に敏感なケースもあり、新しい環境に慣れるのが難しい可能性があるため、自宅で世話をしてもらうことで老犬の負担を減らせるのがメリットです。

食事や排泄のサポートや散歩など、ペットシッターの業務内容はさまざまです。ペットシッターは、飼い主様が不在の時に自宅で老犬が安心して過ごせるようなサポートをします。

老犬ホームスタッフ

老犬ホームとは、老犬が安心して生活できるよう介護や専門的なケアをする施設です。老犬ホームのスタッフは、老犬の健康管理や清潔ケアをはじめとする日常的なケアをおこないます。

主な業務内容は次の通りです。

  • ・食事や排泄のサポート
  • ・散歩の実施
  • ・健康チェック
  • ・清潔を保つためのケア

老犬ホームのスタッフは、一般的には複数の老犬を担当します。健康状態をチェックし、必要があれば獣医師との連携が求められることもあります。

動物看護師

動物看護師は、獣医師のサポートをしながら動物の健康管理や世話をおこなう専門職です。動物全般の健康に関する知識が学べます。

病気やけがに関する知識があり、老犬のケアにいかすことが可能です。動物看護師として働きながら、高齢動物に特化して知識やスキルを身につけることもできます。

国家資格である「愛玩動物看護師」は、国家資格の取得が必須です。しかし、未経験でも働きながら動物看護の知識を深められる場合もあります。

老犬介護の仕事に役立つ資格

老犬介護の仕事に役立つ資格をみてみましょう。

資格名 資格の種類/取得方法
老犬介護士 民間資格/講座受講
ペット介護士 民間資格/講座受講
動物介護士 民間資格/講座受講
ペットシッター 民間資格/講座受講
動物看護師 民間資格/動物病院で補助として勤務
愛玩動物看護師 国家資格/大学や専門学校で学んだのち受験(すでに動物看護師として経験がある場合は免除になることもあり)

経験やスキルにより、講座の内容がことなる場合があります。詳しくはそれぞれの資格の運営元に確認することをおすすめします。

老犬介護の求人の探し方

老犬介護に関する求人の探し方を具体的にみてみましょう。

  • ・転職サイトに登録する
  • ・直接施設に問い合わせる
  • ・ソーシャルメディアやオンラインのコミュニティで情報を確認する

老犬の介護に関われる場所はひとつではありません。さまざまな施設や働き方を選択肢に入れ、幅広い候補の中から求人を探してみることをおすすめします。

まとめ

老犬介護士は、高齢になった犬が快適に過ごせるよう介護や支援をする専門職です。「食事や排泄のサポート」「リハビリテーションや散歩の支援」など老化や病気により、機能が低下して今までのようにできなくなったことをサポートします。

老犬が快適に暮らせるよう自宅の環境を整えるのも大切な仕事のひとつです。

さらに、飼い主様が安心して介護をおこなえるようアドバイスをしたり、悩みや不安を聞いたりすることも大切です。

老犬の介護は、老犬の特徴や介護に関する専門的な知識やスキルが求められます。そのため、スキルや知識を証明するために、老犬介護士をはじめとする資格を取得することをおすすめします。

老犬の介護に携われる場所はさまざまなため、転職サイトやオンラインコミュニティなどを通し、自分に合う環境を探してみましょう。

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