有料職業紹介 許可番号 13-ユ-309036

03-5730-1331

受付時間 9:00〜18:00
(土日祝はお休み)

ペットナース編集部

  • facebookでシェアする
  • tweetする
  • LINEで送る

動物の訪問看護の仕事内容10選!あると役立つ資格や求人の見つけ方

動物の訪問看護の仕事内容10選!あると役立つ資格や求人の見つけ方

「動物の訪問看護はどのような仕事?」
「どのような資格が役立つの?」

動物の訪問看護の仕事に興味があっても、仕事内容や役立つ資格がわからず悩まれていませんか。

動物の訪問看護の仕事は、日常生活や医療のサポートなどさまざまです。

本記事では、動物の訪問看護の仕事や、あると役立つ資格などを詳しく解説します。動物の訪問看護に興味がある方の不安の軽減に役立てば幸いです。

動物の訪問看護の主な仕事内容10選

動物の訪問看護の主な仕事内容10選

動物の訪問看護のおもな仕事は次の通りです。

  • ・清潔に保つためのケア
  • ・排泄のケア
  • ・健康チェック
  • ・食事のサポート
  • ・認知症のケア
  • ・薬や医療のサポート
  • ・リハビリテーション
  • ・飼い主のサポート
  • ・環境整備
  • ・終末期のケア

それぞれみてみましょう。

清潔に保つためのケア

動物の訪問看護のおもな仕事に、次のような清潔ケアがあります。

  • ・動物のブラッシング
  • ・毛の手入れ
  • ・入浴の補助
  • ・耳掃除
  • ・目のケア
  • ・爪切り

ブラッシングや毛の手入れをしながら、皮膚の状態も観察します。

入浴は動物の種類や年齢によってはストレスになる恐れもあるため「入浴回数を最低限に抑える」「ドライシャンプーを使う」などの工夫が必要です。

感染症や皮膚の病気を予防するために、全身を清潔に保てるよう支援します。

排泄のケア

動物の訪問看護では、トイレ誘導やオムツ交換など排泄に関わるケアをおこないます。高齢の動物や病気を抱える動物は、便秘や失禁など排泄に関する機能が低下している可能性があるからです。

自力でトイレに行くのが難しくなった動物に対し、トイレの環境を整えるのも大切な仕事です。次をみてみましょう。

  • ・トイレの位置を移動しやすい場所にかえる
  • ・滑りにくい床材をしく
  • ・オムツの使用を検討する

排泄物の色や回数などから動物の健康状態もチェックします。異常がある場合には、飼い主に報告し、受診を促します。

「トイレの失敗が増えた」「オムツの使い方がわからない」など、飼い主様からの相談に対応したり、排泄トラブルを改善するようなアドバイスをしたりするのも訪問看護の大切な役割です。

健康チェック

動物の訪問看護では、動物の健康状態をチェックします。具体例は次の通りです。

  • ・体温
  • ・脈拍
  • ・呼吸数
  • ・口の状態
  • ・皮膚の状態
  • ・歩行の様子
  • ・排泄の状態
  • ・食事の摂取量

動物の健康状態は日々変化するため、健康観察が欠かせません。異常があるときには、はやめに受診を促すのも訪問看護の役割です。

食事のサポート

動物の訪問看護では、高齢な動物や病気の動物に合わせた食事のサポートが大切です。噛む力や飲み込む力が弱まると、通常の食事ではなく、やわらかく消化しやすいものが求められます。

それぞれの動物の状態に合わせて、食事の形態や使う食材を変えます。食欲が減っている動物に対しては、効率的に栄養が取れるような食事のアドバイスも必要です。

食事中の様子も観察します。むせ込みが多い・食べこぼしが多いなど問題点を明確にし、解決するための方法を考えます。

高齢の動物は脱水になるリスクがあるため、水分補給や飲水量の観察が必要な場合もあるでしょう。

動物の健康状態に合わせた食事や飲水のサポートは、訪問看護の重要な仕事のひとつです。

認知症のケア

高齢になると認知機能が低下し、認知症を発症する可能性があるため、動物の訪問看護では、認知症の動物が安心して生活できるよう援助します。

認知症の症状に合わせた日常生活のサポートが欠かせません。具体例を詳しくみてみましょう。

  • ・昼夜逆転している動物の日中の活動量を増やす
  • ・混乱を防ぐため、家具の配置を変えない
  • ・おもちゃや毛布などを置き安心できる環境を作る

飼い主様へ認知症の対応に関するアドバイスや環境を整える提案もして、精神的なサポートをします。

認知症の動物が安心して暮らせるような環境作りが大切です。

薬や医療のサポート

動物の訪問看護では、薬や医療ケアのサポートをします。薬を投与する際には、獣医師の指示に沿ってえさに混ぜたり、注射器を使ったりなど動物に負担がかからない方法を考えます。

薬の投与や処置のあとは、動物の健康状態の観察も大切です。薬による効果や副作用の状況を必要に応じて獣医師へ報告します。

獣医師が往診する場合には、診察のサポートが必要な場合もあるでしょう。動物が必要な医療を受けられるよう訪問看護で援助します。

リハビリテーション

動物の訪問看護では、獣医師の指示に沿ったリハビリテーションの補助をします。リハビリテーションは、高齢な動物や病気・ケガの動物の運動機能を維持したり、回復したりするために重要です。

具体例をみてみましょう。

  • ・手術後の動物のストレッチ
  • ・ゆっくりとしたペースで散歩
  • ・関節がかたくならないようなトレーニング
  • ・立ったり座ったりする練習

リハビリ器具の使用の提案や使用方法の指導もします。それぞれの運動機能に合わせたペースでおこなうのが大切です。リハビリテーションで運動機能を保ち、より良い生活を送れるよう支援します。

飼い主様のサポート

動物のケアだけでなく、飼い主様のサポートも重要な業務です。飼い主様の不安や疑問を解決し、精神的な負担を軽減します。

サポート内容の具体例は次の通りです。

  • ・高齢動物の寝床の選び方へのアドバイス
  • ・関節に優しいマットの提案
  • ・オムツの使用方法の指導
  • ・薬の投与の仕方への助言
  • ・介護用品の使用の提案

介護や医療に関するものの提案や、使用方法を指導して介護の負担を減らすよう介入します。

訪問看護は、飼い主様の不安や疑問に寄り添い、動物と飼い主様の両者が安心して生活できるよう介入します。

環境整備

高齢の動物や病気の動物にとって、安心して生活できる環境は不可欠です。訪問看護では、動物が快適に過ごせるよう次のような工夫をします。

  • ・寝床に柔らかいクッションをしく
  • ・トイレを移動しやすい場所にする
  • ・段差を減らす
  • ・スロープを使う
  • ・食事や散歩の時間を決める

環境を整え、動物の不安を取り除き、安心できる環境を作るのも大切な仕事です。

終末期のケア

動物の訪問看護では、病気や高齢の動物の最期を支える役割があります。動物が穏やかに最期を過ごせるよう飼い主様の精神的なケアもします。

痛みや苦しみが最小限になるよう獣医師と連携を取るのも大切です。できる限り苦痛を取り除くために体位を工夫したり、安心できるものを置いたりします。

ペットを看取る飼い主様の不安ははかりしれません。訪問看護では、気持ちに寄り添い、アドバイスしながら飼い主様の不安を和らげる役割も求められます。動物と飼い主様が安心して過ごせるようにサポートします。

動物の訪問看護にあると役立つ資格

動物の訪問看護にあると役立つ資格

動物の訪問看護にあると役立つ資格をみてみましょう。

資格名 概要
愛玩動物看護師 ・国家資格・獣医師の指示で医療行為の補助や健康管理をする
ペットシッター ・民間資格
・飼い主の不在時に、動物の世話をする
老犬介護士 ・民間資格
・高齢な犬の食事・排泄などのケアをおこなう
動物介護士 ・民間資格
・高齢や病気の動物の介護をする
ペットリハビリに関する資格 ・民間資格
・リハビリや機能回復のサポートをする
愛玩動物飼料管理士 ・民間資格
・動物の栄養や食事に関する支援をする

これらの資格は、訪問看護での「健康管理」「介護」「リハビリ」「栄養管理」などさまざまな業務に役立つでしょう。資格取得は、専門的な知識やスキルの証明にもなるため、飼い主様から信頼を獲得しやすくなります。

動物の訪問看護に興味がある場合には、関連する資格の取得を検討してみてください。

動物訪問看護に関する仕事の見つけ方

動物訪問看護に関する仕事の見つけ方は次の通りです。

  • ・動物病院に問い合わせる
  • ・高齢動物専門の施設や老犬ホームの求人を探す
  • ・SNSやオンラインコミュニティで情報収集する
  • ・転職エージェントを使う

それぞれ解説します。みてみましょう。

動物病院に問い合わせる

動物病院では訪問事業をしている場合があるため、動物病院に問い合わせてみましょう。特に、高齢な動物や慢性疾患を抱えた動物の診察が多い場合には、飼い主様の要望に合わせて訪問サービスを提供している可能性があります。

訪問看護をしている病院で勤務すれば、外来の診察の補助と同時に訪問看護の経験を積むことが可能です。

さらに動物病院では、外部の訪問サービスと提携している場合があり、その病院で訪問事業がなくても関連する訪問サービスを紹介してもらえる可能性があります。

動物病院を探すときには、高齢動物や慢性疾患を抱えた動物を専門にしている獣医師がいるかどうかを確認してみるのもおすすめです。

高齢動物専門の施設や老犬ホームの求人を探す

動物の訪問看護に関する仕事は、高齢動物専門の施設や老人ホームの求人を探してみましょう。訪問看護だけでの仕事がなくても、高齢動物専門の施設や老犬ホームの仕事に訪問サービスが併設されている可能性があるからです。

高齢動物専門施設や老犬ホームの求人では、高齢や病気のため日常生活のサポートが必要な動物に関わる仕事が掲載されています。

施設で働きながら、訪問看護の経験をつめる可能性があります。

SNSやオンラインコミュニティで情報収集する

動物の訪問看護に関する仕事を探すときには、SNSやオンラインコミュニティを活用するのも効果的です。SNS上でペット関連の仕事に関する情報が共有されており、求人情報を得るひとつの手段であるからです。

動物看護師やペットシッターのSNSグループで求人があるかもしれません。個人事業主や小規模の動物看護のサービスではウェブサイトがなく、SNSのみでスタッフ募集しているケースもあります。

SNSやオンラインコミュニティでは、実際に動物の訪問看護に関わる人のリアルな声が聞ける可能性もあります。仕事の実態や必要なスキルなど、訪問看護に関わる情報を得られるのは、SNSやオンラインコミュニティを活用するメリットです。

転職エージェントを使う

動物の訪問看護に関する仕事をみつけるために転職エージェントを活用するのもひとつの方法です。転職エージェントは、希望の職場の紹介だけでなく、キャリア相談についてもアドバイスがもらえます。

訪問看護の仕事に興味があるものの、どのような職場がいいのかわからない場合には、キャリアの方向性を相談しながら職場探しのサポートをしてくれます。

転職サイトにはのってない非公開の求人を紹介してもらえるのも魅力です。一般の人が見られない求人も扱っているため、仕事の幅が広がります。

職場の環境や待遇に関する情報が得られるのも転職エージェントを使うメリットです。自分だけでは集められない情報を提供してくれます。

当社でも動物看護に関する求人を数多く扱っております。興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

動物の訪問看護は、高齢や病気で今までのように生活ができない動物の「清潔ケア」「排泄のケア」「健康チェック」「食事のサポート」など日常生活のサポートをします。

さらに「認知症のケア」「薬・医療のサポート」「リハビリテーション」など獣医師の指示のもと今ある機能をできるだけ保つためのケアもおこないます。

飼い主様のサポートや、動物と飼い主様が安心して生活できる場の環境を整えるのも動物の訪問看護の重要な役割のひとつです。

動物の訪問看護には、専門的な知識やスキルが必要なため、関連する資格の取得を検討するのもおすすめです。より質の高いケアが提供でき、動物や飼い主様の安心につながるでしょう。

動物の訪問看護は、動物と飼い主様が慣れ親しんだ自宅でできる限り長く過ごせるよう支援する重要な仕事です。

新着求人

こんな記事も読まれています

ペットナース編集部

動物看護師に従事する全ての皆さまの就職・転職のお役立ちとなる情報を発信しています。