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動物看護師あるある11選!よくある共感できる悩みと解決法を解説

動物看護師あるある11選!よくある共感できる悩みと解決法を解説

「動物看護師の仕事に疲れた」
「他の動物看護師はどのようなことに悩んでいるの?」

動物看護師として働いていると、日常業務や人間関係など、さまざまな悩みがあるのではないでしょうか。

悩みをひとりで抱えていると精神的な負担が大きくなり、業務に支障が出る恐れがあり注意が必要です。

本記事では、動物看護師のあるあるや、悩みの解決法を解説します。動物看護師のあるあるをもとに、悩みの解決につながれば幸いです。

動物看護師あるある(日常業務編)

動物看護師あるある(日常業務編)

動物看護師あるある(日常業務編)を紹介します。

  • 時間に追われる業務
  • 獣医師の指示が早すぎてわかりにくい
  • 態度が悪い飼い主様への気遣い
  • 体のあちこちの痛み
  • 春はフィラリア予防で繁忙期
  • うさぎの保定の大変さ

それぞれ詳しくみてみましょう。

時間に追われる業務

動物看護師の仕事は、朝から晩まで忙しいことも多く、時間との勝負な場面が多々あります。出勤してすぐに「入院動物のケア」「診療の準備」「病院内の掃除」など多くの業務が待っています。その結果、次のような経験があるのではないでしょうか。

  • 入院動物のケア中に飼い主様が来院し、受付対応へ走る
  • 電話が鳴り、取っている間に先生から急ぎの指示が入る
  • 昼休憩が取れず、気づけば午後の診療が始まっている

特に午前中は、業務が集中しやすく優先順位を常に考えながら働かなくてはいけません。同時に複数のタスクをこなす場面が多く、時間の余裕が持てないことで疲れがたまりがちです。

獣医師の指示が早すぎてわかりにくい

診察中や手術中、獣医師の指示が早口すぎて、何を言われたのかよくわからないことがよくあります。薬品名や略語を一気に言われると、聞き取れずに困った経験もあるのは、動物看護師のあるあるでしょう。

獣医師の指示がよくわからない具体例は次の通りです。

  • 「この薬出して」と言われても、どの薬を何ml出せば良いのかがわからない
  • 略語で薬の指示がきて、聞き間違えたことがある
  • 複数のことを同時に依頼されて混乱した

経験が浅い頃は、専門用語を覚えるのに必死です。その中で、早口で言われたり、専門用語ばかり使われたりすると指示の意味が理解できないこともあります。

聞き返したくても聞き返せない雰囲気や、すでに獣医師は他の処置をしているなど「指示を確認できない」状況がよくあります。

態度が悪い飼い主様への気遣い

動物の具合が悪いと、飼い主様も不安や緊張でいっぱいです。そのため、次のように強い口調になったり、態度がきつくなったりする方もいます。

  • 説明しても「わかりません」と返され、話が進まない
  • インターネットの情報を持ち出されて、説明を否定される
  • 動物が苦しんでいる場面で感情的になり、責任を問われるような口調になる
  • 混雑している状況でも「今すぐ診て」と強く求められる

相手の反応にモヤモヤすることがあります。説明が伝わらず何度も聞き返されたり、不信感を持たれたような態度を取られたりすることもあるでしょう。

感情的な対応に直面すると、平常心を保つのが難しくなります。対応に悩む瞬間は少なくありません。気を遣いすぎて疲れてしまうのは、動物看護師あるあるのひとつです。

体のあちこちの痛み

動物看護師の仕事は、体への負担が大きいです。特に小型犬や猫を相手にすることが多い現場では、無理な姿勢で作業を続ける場面が多くなります。

以下のような動作が、日常的に積み重なって体のあちこちに痛みを残します。

  • かがんだ状態での処置や掃除が続き、腰に負担がかかる
  • 犬の保定で腕や肩に力が入り続け、筋肉痛になる
  • しゃがみ込んだままの姿勢が続き、膝の痛みが強くなる
  • 一日中動きっぱなしで足がむくみ、だるさを感じる

体が痛くても仕事を休みにくく、疲れがたまるいっぽうです。動物看護師は、動物に合わせた作業が求められるからこそ、無理な体勢でも集中してしまいます。

日々の積み重ねが、気づかぬうちに体に大きな負担をかけます。その結果、体のあちこちの痛みにつながるため注意が必要です。

春はフィラリア予防で繁忙期

春先は、フィラリア予防のシーズンが始まるため、動物病院は一気に慌ただしくなります。

とくに毎年3月〜5月頃は、蚊が出始める前に予防をしたいという飼い主様が集中します。この時期によくある出来事をみてみましょう。

  • 春は蚊の季節に備え、予防薬の処方が急増する
  • 電話・来院対応がひっきりなしで待ち時間も長くなる
  • 注射や投薬の説明に追われて1日が終わる
  • 予約制でもそれ以上の患者数になることもある

普段よりもスタッフが多く配置されていても、手が足りないと感じることがあります。

飼い主様への説明もていねいにしたい気持ちはあっても、時間との戦いになることも少なくありません。

蚊が出始める前の春は、多くの動物病院でフィラリア予防で忙しくなります。

うさぎの保定の大変さ

うさぎの診察や処置は、犬や猫とは違った難しさがあります。体が小さく繊細で、少しの刺激にも敏感に反応するため、保定には注意が必要です。

うさぎの保定でのあるあるは次の通りです。

  • 骨がもろく、少しの力で骨折してしまうリスクがある
  • 暴れると急に足を蹴り上げてくるためヒヤッとする
  • 呼吸が早くなるとパニックを起こしやすい
  • 優しく・でもしっかり支えるという難しい技術がいる

一見おとなしく見えても、突然の動きで大きなけがにつながる可能性があります。保定をしながら、呼吸の早さや表情も確認し続けなければいけません。うさぎの診察には、慎重な対応が求められます。

動物看護師あるある(人間関係編)

動物看護師あるある(人間関係編)

動物看護師あるある(人間関係編)を解説します。

  • 厳しい先輩動物看護師の存在
  • 院内の空気を読む力

それぞれみてみましょう。

厳しい先輩動物看護師の存在

動物病院で働く中で、先輩動物看護師との関係に悩むことがあります。次のような状況に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

  • 忙しいときにピリピリしていて、話しかけにくい雰囲気がある
  • 飼い主様や獣医師の前では優しいが、裏では態度が変わる
  • 小さなミスでも冷たい視線や無言の圧力を感じる
  • 指導とパワハラの境目があいまいで、対応に困る
  • 困ったときに助けてくれる一面もあり、感謝することもある

このような先輩との関係は、職場でのストレスの原因につながります。その一方で、厳しさの裏にある思いやりや責任感を感じることもあります。

院内の空気を読む力

動物病院では、業務を円滑に進めるために、院内の空気を読む力が不可欠です。具体例は次の通りです。

  • 獣医師の機嫌や状況を察して、先回りして行動する
  • 言葉に出さなくても、空気で優先順位を判断する
  • チームの動きを見て、自分の行動を柔軟に変える

例えば、獣医師の表情や動きから次に使いそうな器具を準備したり、診察の流れを予想して検査や処置の準備をしたりします。

動物看護師は、言葉にされない指示や思いを感じとり、対応することでスムーズに業務が進むような役割を担います。

これらのスキルは、経験を積む中で自然と身についていくものです。しかし慣れないと、何が正解なのか分からず、不安になることもあります。

動物看護師あるある(感情編)

動物看護師あるある(感情編)

動物看護師あるある(感情編)をみてみましょう。

  • 回復する姿を見られる嬉しさ
  • もっとしてあげればよかったという後悔
  • 「ありがとう」の一言に救われる瞬間

それぞれご覧ください。

回復する姿を見られる嬉しさ

動物看護師として働く中で、動物たちの回復する姿を見ることは、何よりの喜びです。動物の回復で嬉しい瞬間をみてみましょう。

  • ご飯を食べられるようになった
  • 入院中の犬猫がしっぽを振った
  • 飼い主さんと一緒に喜びを共有できた

自分の関わりが回復につながったと実感できると、動物看護師としてのやりがいにもつながります。

長期入院していた動物が元気に退院する姿を見送るときは、達成感を感じます。飼い主様から感謝の言葉をいただけると、日々の努力が報われた気持ちになるでしょう。

動物が回復する姿を見られると「仕事を頑張ろう」という意欲にもつながります。

もっとしてあげればよかったという後悔

動物の容体が急変し「何もできなかったと感じる」瞬間も残念ながらあります。看取った後に「あれでよかったのか」と自問自答することも少なくありません。

「もっと早く異変に気づいていれば」「もっと声をかけていれば」と、後悔することもあります。しかし、どれだけ最善を尽くしても、すべてを救えるわけではありません。

このような経験を通して、動物の命に関わる仕事の責任の重さを実感します。

「ありがとう」の一言に救われる瞬間

飼い主様からの「ありがとう」は、心に響きます。動物が元気になって笑顔で帰っていく姿を見ると、この仕事をしていて本当によかったと思えるでしょう。

日々の忙しさや大変さの中で、感謝の言葉が仕事へのモチベーションを保つきっかけにもなります。

動物看護師の仕事は、動物の健康を支えるだけでなく、飼い主様との信頼関係を築くことも大切です。飼い主様からの「ありがとう」の一言が、日々の励みになることがあります。

動物看護師の共感できる悩みと対処法

動物看護師の共感できる悩みと対処法

動物看護師の共感できる悩みと対処法を解説します。

  • 体力的な負担がある
  • 誰かに共感して欲しい
  • 年収や待遇に不安がある

それぞれみてみましょう。

体力的な負担がある

動物看護師の業務は、立ち仕事や動き回る作業が多く、体力的な負担が大きい職種です。夜勤や時間外対応が続くと、生活リズムが崩れ、疲労がたまりやすくなります。身体的な疲れが精神面にも影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。

体力的な負担を軽減するためには、休息の取り方を工夫することが大切です。具体例を見てみましょう。

  • 勤務中に短時間でも休憩を取るよう心がける
  • 趣味を取り入れ、リフレッシュする
  • 定期的にストレッチや軽い運動を取り入れる

睡眠の質をあげることも、効果的な休息に役立ちます。寝る前のスマートフォンやタブレットを避け、リラックスできる環境を作りましょう。

誰かに共感して欲しい

職場での悩みや不安を相談できる相手がいないと、孤独を感じることがあります。同じ職種の人と気持ちを共有することで気持ちが楽になったり、他の人も同じだと安心したりすることがあるでしょう。

誰かに気持ちを共感して欲しいときには、SNSやオンライングループへの参加をおすすめします。

オンラインの勉強会や交流会で、動物看護師の仲間を増やすことも効果的です。ひとりで抱え込まず同じ立場の人とつながることは、前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになるためにも重要です。

年収や待遇に不安がある

厚生労働省によると、動物看護師の平均年収は317万円です。長時間労働や不規則な勤務にもかかわらず、収入が見合わないと感じることがあるかもしれません。その際は、転職やスキルアップを考えるのもひとつの対策です。

具体例をみてみましょう。

  • 資格取得で給与アップを目指す
  • 待遇の良い職場への転職を検討する
  • 副業やフリーランスとしての働き方を考える

自分のキャリアを見直し、将来に向けた計画を立てることで、不安を軽減できます。

まとめ

動物看護師として働く中で「日々の業務」「人間関係」「将来のキャリア」に関する悩みを抱えることは少なくありません。動物の健康に関わる責任ある仕事のため、気持ちの面でも負担がかかることも多いでしょう。

休息をしっかりとったり、共感できる仲間と交流したりしながらストレス発散することが大切です。

ひとりで抱え込まず、リフレッシュすることを意識してみてください。

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