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動物看護師は年収400万円を目指せる?年収アップする5つの方法を紹介

動物看護師は年収400万円を目指せる?年収アップする5つの方法を紹介

「動物看護師で年収400万円は目指せるの?」
「年収をあげる方法はあるの?」

動物看護師の年収をあげる方法を探していませんか。

動物看護師で年収400万円を目指せる可能性があります。しかし、動物看護師の年収は400万円より低いケースもあるため、いくつかのポイントをおさえるのが不可欠です。

本記事では、動物看護師が年収400万円を目指すための方法5つや、給料が高い求人を選ぶときの注意点を詳しく解説します。

動物看護師で年収400万円を目指したい方の参考になれば幸いです。

動物看護師で年収400万円は目指せます

動物看護師で年収400万円は目指せます

厚生労働省によると、動物看護師の平均年収は317万円です。国民の正社員の平均年収は、令和5年度の国税庁の調査によると、460万円とされています。一般的に動物看護師の年収は国民の平均より低いのが現状です。

しかし、動物看護師は「資格」「経験年数」「勤務地」「雇用形態」などさまざまな要素によって給料が異なります。

そのため条件によって年収400万円以上を目指すことは可能です。

参考:動物看護 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
参考:令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁

動物看護師が年収をあげる方法5つ

動物看護師が年収をあげる方法5つ

動物看護師が年収をあげる方法は次の通りです。

  • 資格を取得する
  • 管理職を目指す
  • 勤務形態を考える
  • 企業系・大型の動物病院へ転職する
  • 動物関連の別職種へ転職する

それぞれみてみましょう。

1.資格を取得する

動物看護師の年収をあげる方法のひとつが資格の取得です。資格を取得すると「資格手当」が支給されるケースが多く、基本給に上乗せされ年収アップが期待できます。

専門性が高くなり、他の動物看護師との差別化がはかれるため、転職や昇給に有利な可能性もあります。

資格の具体例をみてみましょう。

資格 内容
愛玩動物看護師 ・国家資格
・できる業務の幅が広がる
ペット栄養管理士 ・民間資格
・栄養指導や食事の指導の知識が深まる
動物理学療法・リハビリ関係 ・民間資格
・動物のリハビリに関する知識が深まる
トリマー ・民間資格
・トリミング技術が習得できる

資格を取得すると、担当できる業務の幅が広がります。特に「愛玩動物看護師」は国家資格のため、給料が上がるだけではなく、責任のあるポジションに昇進する可能性もあります。

資格の取得には費用や勉強の時間が必要です。しかし長期的に見れば、年収アップにつながるため資格取得をおすすめします。

2.管理職を目指す

動物看護師の年収をアップさせるために、管理職を目指すのも選択肢です。管理職は、動物看護師として経験を積み、職場全体のチームをまとめるポジションです。

一般的に管理職になると、基本給が上がったり、役職手当がついたりする可能性があります。管理職になるために必要なスキルは次の通りです。

項目 内容
スタッフの教育・指導 新人スタッフや後輩の教育
シフト管理・業務管理 シフトの管理や業務の割り振り
クライアント対応 飼い主様とのコミュニケーションやクレーム対応

管理職になるためには、専門知識に加え、リーダーシップやコミュニケーション能力も重要です。

後輩指導や職場全体の業務管理などを担う管理職への道を考えてみるのも、選択肢に入れてみてください。

3.勤務形態を考える

勤務形態の見直しが、動物看護師の年収アップにつながる可能性があります。具体例をみてみましょう。

  • 夜勤専従:一般的に夜勤手当がつく
  • 休日勤務:休日手当や特別手当が支給されることがある
  • パートの掛け持ち:スケジュールに合わせて効率的に働く

勤務形態を見直すと、基本給やボーナスだけでなく手当が支給され、結果的に年収アップにつながるかもしれません。

4.企業系・大型の動物病院へ転職する

動物看護師の年収をあげる方法のひとつに企業系・大型の動物病院への転職があげられます。一般的に小規模な個人経営の動物病院と比べ、企業が経営する動物病院や規模が大きい動物病院は給料の水準が高い傾向があるからです。

さらに、住宅手当や家族手当など福利厚生も手厚いケースが多く、年収をあげるためには魅力的です。

企業が経営する動物病院や規模が大きい動物病院では、労働時間や休日の日数も法的に管理されていたり、産休や育休などの制度が充実していたりするため、ライフステージに合わせた働き方もできる可能性があります。

手当面に加え、資格取得のサポート制度があるところではスキルアップしやすいでしょう。

5.動物関連の別職種へ転職する

動物看護師としての経験やスキルを、動物関連の別の職種にいかすことで年収アップがねらえます。動物看護師として得た「動物医療に関する知識」「飼い主様とのコミュニケーションスキル」は、他の動物関連の仕事へ転職するときに強みになります。

別職種の具体例をみてみましょう。

  • ペット保険会社:ペット保険のアドバイザーやカスタマーサポート
  • 動物用製薬会社:製薬会社での営業職
  • 動物医療機器メーカー:営業や技術サポート
  • 動物関連のメディアやコンサルティング会社:動物医療に関する情報提供

動物看護師としての経験やスキルをいかせる企業への転職で、即戦力としての高い評価を得やすくなり収入アップにつながります。

給料が高い職場を選ぶときの注意点

給料が高い職場を選ぶときの注意点

給料が高い職場を選ぶときの注意点は次の通りです。

  • 勤務時間や休日が確保できているか
  • 昇給・賞与の制度があるか
  • 福利厚生・各種手当があるか
  • 成長できる環境か
  • 責任やノルマが過剰でないか

それぞれ詳しくみてみましょう。

勤務時間や休日が確保できているか

給料が高く設定されている職場の中には、勤務時間が長かったり、休日が確保しにくかったりするケースがあります。

例えば、残業代が最初から「みなし残業」として給料に入っているケースです。実際は、それよりも長い時間残業をすることが多いのにもかかわらず、十分な残業代が支払われない恐れがあります。

一見すると給料が高く感じますが、実際の働く時間を考えると決して高くない場合があり、注意が必要です。

夜勤やオンコールの頻度も確認しましょう。夜勤手当はついていても、オンコールに関しての手当や規則があいまいで、気づいたら手当がなかったり、オンコールで夜中に出勤したにもかかわらず、その後の休みがなかったりというケースもあります。

給料が高く設定されている場合は、手当や残業代が含まれた給料かどうか確認してみてください。あらかじめ、給料に手当や残業代が入っている場合には、その規定よりも多く働いた場合に別に手当が上乗せされるのか問い合わせてみましょう。

昇給・賞与の制度があるか

初任給や基本給が高くても昇給や賞与がない場合があり、長期的には収入が伸び悩むケースがあります。

給料が高い求人を見つけたら以下の注意点を明確にしてみてください。

  • 定期的に昇給があるか
  • ボーナスの支給があるか
  • 昇給時にいくらずつ上がるのか
  • 昇給やボーナスの評価基準がわかりやすいか

昇給やボーナスが定期的に支給されるとモチベーションの維持にもつながります。昇給やボーナスの評価基準が明確かどうかは努力が報われるかどうかに直結するため、念入りに調べてみるのをおすすめします。

福利厚生・各種手当があるか

給料の高い求人では、福利厚生や各種手当があるかを確認するのが大切です。福利厚生が不十分だと出費が増え、結果的に手取り額が減る可能性があるからです。

福利厚生や手当について次のポイントをご覧ください。

  • 社会保険(健康保険や厚生年金など)がしっかりしているか
  • 住宅手当や通勤手当があるかどうか
  • 産休や育休制度の有無や取得実績
  • 資格手当や役職手当があるか

住宅手当で生活費が抑えられ、結果的に手元に残るお金が増えるケースがあります。産休や育休の取得実績は、長期的に働きやすい職場かどうかを判断するのにも役立ちます。

成長できる環境か

自分が動物看護師として成長できる環境かどうかを見極めましょう。給料が高くても、成長する機会がないとスキルアップができず、キャリアが停滞する恐れがあります。

成長できる環境かどうか判断する具体例をみてみましょう。

  • 資格取得制度やスキルアップのための研修の有無
  • 昇進のチャンスの有無
  • 新しいスキルを学べる環境の有無

資格取得のための費用の負担や、外部研修への参加支援など、自分が成長できる環境があるかどうかを確認するのが大切です。

責任やノルマが過剰でないか

給料が高い求人の中には、責任やノルマが過剰な職場があるかもしれません。ノルマが厳しすぎたり、過剰に責任を負わされたりするのは、ストレスや体調不良につながります。

過剰な責任やノルマの例は次の通りです。

  • 月間・年間の売り上げ目標が現実的でない
  • 目標達成できないときに厳しいペナルティあり
  • ひとりで担当する業務量が多い
  • シフトや業務をひとりでカバーしなくてはいけない

ノルマが設定される病院もありますが「目標やノルマは現実的なものか」「管理職や役職の責任範囲は適切か」を見極めるのが大切です。

ノルマや責任が過剰だと、給料が高くても仕事が続かず、体調を崩すなど悪循環におちいる可能性があります。

給料の高さにひかれて転職しても、収益目標やクレーム対応など負わなくてはいけない責任が多いと精神的・肉体的な負担が増え退職につながるため注意が必要です。

動物看護師の年収に関するQ&A

動物看護師の年収に関するQ&Aをみてみましょう。

Q1:動物看護師の年収では生活できないって聞くけど本当ですか?

動物看護師の年収だけでは生活が難しい場合もあります。動物看護師の平均年収は317万円であり、家賃が高い都市部でのひとり暮らしや子どもの養育費がかかる場合など生活が厳しい可能性もあります。

ただし「資格」「勤務形態」「勤務場所」などの条件により給料は変わるため、ご自身の家庭環境やライフステージに合わせて職場を選ぶことが大切です。

Q2:動物看護師が国家資格になったら給料は増えますか?

愛玩動物看護師の国家資格があると給料が高くなる可能性があります。「検査」「投薬」「マイクロチップの挿入」など、愛玩動物看護師ならできることが増え、給料が上がる場合があります。

病院によっては給料が上がらない場合もあるため、注意が必要です。

年収をあげるときは働く環境も大切

年収をあげることは、生活の安定や将来の備えにおいて重要です。しかし、収入面だけに注目してしまうと、働きにくい環境や労働条件で長く続けられないリスクがあります。

高収入であっても、長時間労働やストレスの多い職場は、健康状態の悪化やモチベーションが維持できなくなる恐れがあります。

年収をあげたいときには、給料面だけでなく「働く環境」も意識してみてください。長く働ける環境では、安定的に収入を得ることができます。

まとめ

動物看護師が年収400万円を目指すことは可能です。年収アップのために「資格取得」「管理者への昇進」「勤務形態の見直し」を検討してみましょう。企業系・大型の動物病院や動物関連の別職種への転職も年収アップの可能性があります。

しかし給料の高さだけで職場を選ぶと、長時間労働や過剰なノルマなどストレスがたまる原因になるため注意が必要です。

収入アップを目指す場合には「成長できる環境か」「働きやすい環境か」を合わせて考えてみることをおすすめします。

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